『みど*リンク』アクション

春の大型連休直前の4月28日、渋谷駅から徒歩5分ほどの場所にある、「渋谷のラジオ」のスタジオで『みど*リンク』アクションが開催されました。「渋谷のラジオ」は、この春開局したばかりのコミュニティFMです。

今回の支援グループは、渋谷のビルの屋上で養蜂を行っている「渋谷みつばちプロジェクト」。同プロジェクトは養蜂のほかにも、渋谷駅~代官山駅~中目黒駅の3駅間で花や緑を増やす植栽をしたり、地元のお店とコラボして、採取したはちみつを使ったスイーツを作ったりと、幅広い活動を行っています。

はちみつ採取に使う遠心分離器

はちみつ採取に使う遠心分離器

本日は「渋谷みつばちプロジェクト」の代表であるKATSU佐藤さんがDJを務める「渋谷のラジオ」の番組内で、はちみつ搾りの様子を実況放送することに。スタジオには、同プロジェクトのメンバーに加え、はちみつを搾ってくれる、はちみつ専門店「ラベイユ」の養蜂部部長・原田誠一郎さんほか関係者が集まりました。

『みど*リンク』アクション認定証の授与式のあと、生放送がスタート。東急電鉄の担当者も番組に出演し『みど*リンク』アクションの活動内容などについてKATSU佐藤さんとトークを繰り広げました。

『みど*リンク』アクション認定証の授与式

『みど*リンク』アクション認定証の授与式

なごやかなスタジオの様子

なごやかなスタジオの様子

続いてはいよいよ生放送の中で渋谷産はちみつを搾ります。巣箱から蜜板を取り出し、円筒状の遠心分離器に入れてぐるぐる回すと、遠心力ではちみつが搾り出されます。今回は桜の蜜がメーン。

今回のメーンイベントは、はちみつ搾り!

今回のメーンイベントは、はちみつ搾り!

遠心分離器を回すと、はちみつが搾り出されます

遠心分離器を回すと、はちみつが搾り出されます

巣箱に入った蜜板。1枚の板からとれるはちみつは約2kg

巣箱に入った蜜板。1枚の板からとれるはちみつは約2kg

スタジオ内に桜の清々しくて甘い香りが広がる中、さっそくみんなで試食します。濃厚な甘さに「おいしい!」「桜の花びらの味がする!」と歓声が上がりました。とれたはちみつは、熊本地震の被災地の子どもたちのもとに届けられます。

ナイフで蜜板から蜜ろうをはずす作業

ナイフで蜜板から蜜ろうをはずす作業

蜜板からはずされた蜜ろう。スタジオ内に甘い香りが漂います

蜜板からはずされた蜜ろう。スタジオ内に甘い香りが漂います

1匹のミツバチが生涯で集めるはちみつはスプーン1杯なのだそう

1匹のミツバチが生涯で集めるはちみつはスプーン1杯なのだそう

『みど*リンク』アクションでは珍しいはちみつ搾り、そしてラジオへの生出演。都会で大切に育てられたはちみつに、日本の春と自然のおいしさを感じたひと時となりました。

遠心分離器にたまった搾りたてのはちみつ

遠心分離器にたまった搾りたてのはちみつ

「渋谷みつばちプロジェクト」KATSU佐藤さんのコメント
僕は長年渋谷で不動産業を営んでいます。10年ほど前から、「空調が効かない」というお客さんの訴えをよく聞くようになりました。そしてそれは空調機の故障が原因ではなく、ヒートアイランド現象による気温上昇が空調機の容量をオーバーしていることが原因だとわかりました。「このままでは、日本の夏は外を歩けなくなるのではないか」という危機感を覚え、2005年「NPO法人渋谷さくら育樹の会」を設立し、その後、2011年3月8日に「渋谷みつばちプロジェクト」を開始しました。同プロジェクトは「ミツバチが桜のみつを集め、桜が受粉してサクランボが実り、鳥が食べにやってくる」という生態系の循環に役立つ、とてもやりがいのある取り組みです。このプロジェクトを理解していただき、「しぶや(428)の日」でもあるこの4月28日に『みど*リンク』アクション認定証をいただけたことを大変喜ばしく思っています。2020年には東京オリンピック・パラリンピックが控えており、その開催時期は暑い季節です。一人でも多くの人が渋谷を、東京を、日本での滞在を楽しんでもらえるよう「渋谷のラジオ」や「はちみつ」を通して、ヒートアイランドを改善するための情報発信を続けていきたいです。
代表の佐藤さん、今後もよろしくお願いします!

代表の佐藤さん、今後ともよろしくお願いします!