『みど*リンク』アクション

少し汗ばむ陽気となった5月21日、田園都市線たまプラーザ駅から徒歩15分ほどのところにある宮前美しの森公園で『みど*リンク』アクションが開催されました。

宮前美しの森公園は矢上川の源流がある場所のひとつで、かつては自然豊かな谷戸の風景が広がっていました。この一帯を開発する際、谷戸の自然を残し、そこにすむ生き物を保護しようと整備された公園です。今回の支援グループ「矢上川源流美しの森管理会」は、2012年度支援グループ「宮前美しの森公園愛護会」とともに、この公園のみどりの保全活動を実施。さらに近隣小学校の環境学習支援などを続けてきました。

本日の参加者は、矢上川源流美しの森管理会と宮前美しの森公園愛護会のメンバー、川崎市宮前区役所道路公園センターのみなさん、犬蔵小学校・美しが丘東小学校の児童とご家族、そして当社社員です。

想定を超える約70名もの参加者が集まりました

想定を超える約70名もの参加者が集まりました

矢上川源流美しの森管理会の代表・保川さんのあいさつに続き、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。その後、川崎市宮前区役所の方にもあいさつをいただき、いよいよ活動開始です。
まずは、普段公園で会の保全活動に参加している小学生たちが作ってくれた看板(ポスター)のお披露目会。美しが丘東小学校の児童3名が贈呈してくれました。続いて、参加者全員で公園内の湧水場まで移動し、看板立てに看板(ポスター)を貼りつけました。看板立ては、宮前区役所道路公園センターの方が作ってくれたそうです。

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大きな声で看板(ポスター)を読み上げ、手渡ししてくれました

湧水場で看板を貼り付ける様子

湧水場で看板を貼り付ける様子

次は小高い丘の上へ移動。10年前、公園を作る際に植樹したコナラや周辺の生き物の生育環境を守るため、下生えのササを刈ります。参加者たちは剪定バサミでササ刈りを体験。最初は慣れない様子でしたが、あっという間にコツをつかみ、手際よく作業を進めることができました。

子どもの背丈より小さかった木がこんなに大きく!

子どもの背丈より小さかった木がこんなに大きく!

剪定バサミを使い、皆で協力してササを刈ります

剪定バサミを使い、みんなで協力してササを刈ります

休憩の後は、長靴にはきかえ園内のビオトープへ。ここで絶滅危惧種であるホトケドジョウの観察会を行います。班に分かれた子どもたちがアミで水路をさらうと……貴重なホトケドジョウがアミの中に! 「いたよ」「どこ?どこ?ホントだ!」と、子どもたちはもちろん保護者も一緒に楽しみました。

休憩時間の子どもたち。みんな楽しそう

休憩時間の子どもたち。みんな楽しそう

6つの班に分かれて、ホトケドジョウすくいに挑戦!

6つの班に分かれて、ホトケドジョウすくいに挑戦!

上手にとれたかな?

上手にとれたかな?

観察会の最後には、保川さんによるホトケドジョウの説明も。公園が完成したときに放流されたホトケドジョウは、今までは5世代、6世代と入れ替わり、将来に引き継いでいかなければならない大切な生き物であることを学びました。

アミですくった泥の中にホトケドジョウがいないか探します

アミですくった泥の中にホトケドジョウがいないか探します

ホトケドジョウは、口ひげがあり、普通のドジョウよりも体が短いのが特徴です

ホトケドジョウは、口ひげがあり、普通のドジョウよりも体が短いのが特徴です

保川さんからホトケドジョウの説明を受ける子どもたち。みんな興味津々!

保川さんからホトケドジョウの説明を受ける子どもたち。みんな興味津々!

豊かな自然にふれながら、その大切さを学べる矢上川源流美しの森管理会の取り組み。自然環境に対する意識の向上とともに、次代の担い手の育成にもつながる意義深いイベントとなりました。

矢上川源流美しの森管理会代表 保川 一治(いばる)さんコメント

実は私と「宮前美しの森公園愛護会」代表の庄司さんは、この公園を設計する際のコンセプト作りから関わっています。完成した後も、川崎市から、公園のみどりの世話をしてもらえないかと相談を受け、今の活動を始めました。
この公園にあるような自然は、人がある程度手を入れ保全をしていかないと、生き物の少ない寂しい森になってしまいます。ただ、我々の会は人数がそれほど多くありません。そこで近所の人やほかのまちづくり活動をしている人に、この会のことをもっと知っていただき、活動に参加してもらえればという思いから、『みど*リンク』アクションに応募することにしました。
2012年、「宮前美しの森公園愛護会」が『みど*リンク』アクションの支援を受け、公園の自然保全活動に街の人を呼び込むイベントを行いました。その縁でつながった小学生たちは、もう中学生になったのですが、いまだに私たちの活動を手伝ってくれています。さらに多くの未来の担い手を増やそうというのが、今回の応募の狙いのひとつです。
今日は、子どもたちが生き物に対して強い興味を持っていることがわかり、とてもうれしかったです。お忙しい中ご参加いただき、誠にありがとうございました。

認定証の授与式にて。右は代表の保川さん

認定証の授与式にて。右は代表の保川さん