『みど*リンク』アクション

青空が広がり夏日となった5月11日、東急東横線大井町駅に直結する「イトーヨーカドー大井町店」の屋上で『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは「特定非営利活動法人 NPOまちづくり大井」の「駅前菜園大井町チーム」です。同チームは、緑化活動の一環として、イトーヨーカドー大井町店の屋上でレンタル菜園を行っています。菜園には子どもたちのための「子ども畑」もあり、2018年(平成30年)には、地元の小学生がサツマイモの収穫イベントを行いました。

本日は、『みど*リンク』アクションの認定証の授与式と、品川区立山中小学校と立会小学校の児童たちによるサツマイモの苗を植えるイベントが行われます。会場には、両校の児童と保護者、レンタル菜園の利用者など40名ほどが集まりました。

『みど*リンク』アクション認定証の授与式

NPOまちづくり大井の神戸理事長(右)

強い日差しが降り注ぐ中、参加者たちの記念撮影からスタート。続いて『みど*リンク』アクション認定証の授与式が執り行われました。
そのあとは、「子ども畑」にサツマイモの苗を植えるための準備です。苗植えをレクチャーしてくれたのは、「駅前菜園大井町チーム」の活動をサポートしている「有限会社 田舎の学校」の代表・藤安さん。

畑の土を掘り起こし、培養土を加えます

この日植えたのは「紅(べに)はるか」という品種のサツマイモです。糖度が高く、加熱するとさらに甘みが増すので、焼き芋などに最適なのだそうです。まずは、保護者のみなさんが、畑の固くなった土をクワで掘り起こし、培養土を混ぜていきます。次に“トンボ”を使って土をならすと、さつまいもが健やかに育つための“ベッド”が完成しました。

トンボを使って土をならしています

サツマイモの苗を植える準備ができました!

そしていよいよ児童たちが畑に入り、サツマイモの苗を植えるメインイベントへ。斜め45度ほどの角度で土に指で穴を開け、そこに苗を差し込みます。このときに手で土を軽く押さえるのが大切なポイント。こうすることで、苗が風で飛ばされにくくなります。苗植えが初めての子もいたようで、みんな大はしゃぎでした。

子どもたちに、1人1本ずつ苗が配られました

指導してくれたのは、「田舎の学校」代表の藤安さん

子どもたちが苗植えに挑戦! 願いを込めて植えます

天候などに左右されるものの、この日に植えたサツマイモは11月下旬ごろに収穫時期を迎えます。収穫の秋が今から楽しみですね。

うまくできたかな? みんなで仲よく苗を植えました

植えた苗がこちら。収穫が楽しみです!

「ときどきサツマイモの様子を見に来てね」と藤安さん

藤安さんと記念撮影! 水やりについてのレクチャーも

「駅前菜園大井町チーム」加藤雅之さんのコメント(NPOまちづくり大井 事務局長)

NPOまちづくり大井は、2008年(平成20年)9月に設立されました。品川区大井地区の総合的なまちづくりを推進するためにさまざまな活動に取り組んでいます。
そのひとつ、「駅前菜園大井町チーム」では、イトーヨーカドーの屋上スペースに設置した菜園用の区画(プランター)を一般の方に貸し出しています。24区画のプランターは利用者でいっぱいになっており、今年度は増設を予定しています。また、「子ども畑」で栽培するサツマイモの育成のために土壌改良も必要であったことから、今回『みど*リンク』アクションに応募することにしました。
今日の認定証授与式には、予想よりもたくさんの方々にご参加いただき、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。大井町駅周辺地域では、新しい住民が増えてきており、地域のコミュニティづくりのためにも交流の場が必要となっています。
現在、屋上レンタル菜園では利用者がそれぞれ野菜を作っていますが、菜園で穫れた野菜を使ったバーベキューイベントなどを企画しており、利用者同士の交流も図っていきたいと思っています。私たちの取り組みが、地域住民の交流促進のお役に立てればとても幸せです。