7月18日、あざみ野駅からバスで15分ほどのすすき野団地で、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、「一般社団法人 団地暮らしの共創」と「すすき野ガーデンクラブ」です。
すすき野団地では、2019年に、ニホンミツバチを団地のシンボルとして、地域のコミュニティ形成や景観の向上に取り組む「すすき野団地ミツバチぶんぶんプロジェクト」をスタート。同年の9月にはボランティア団体「すすき野ガーデンクラブ」が発足し、花壇の水やりや花がら摘み、月1回のミーティングなどの活動が定期的に行われてきました。2020年、こうした団地内の活動を支えるために結成されたのが「一般社団法人 団地暮らしの共創」です。花や緑を増やし景観を向上させることに加え、より定住性の高いセイヨウミツバチの養蜂にすすき野中学校と一緒に挑戦するなど、幅広いコミュ二ティ作りを目指しています。
イベント当日は、団地内の集会所で『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。続いて、「団地暮らしの共創」「すすき野ガーデンクラブ」両方の代表を務める小柴健一さんが、昨年採れたハチミツを詰めた小さな瓶をメンバーに配布しました。
「他の団地住民にもハチミツを配って寄付を募り、九州など豪雨被害にあった地域に支援金を送れたらと考えています」と話す小柴さん。花壇に設置する新しい立て札を披露し、メンバーの気持ちを盛り上げていました。
雨のため、当日の活動はここまでとなりましたが、新たに設置したミツバチの巣箱や、これまで手入れしてきた花壇、そして新たに花壇を整備する予定のスペースを、小柴さんに案内していただきました。季節の草花に彩られた花壇から、皆さんの活動が着実に地域に根付きつつあることを実感しました。
一般社団法人 団地暮らしの共創とすすき野ガーデンクラブ 小柴 健一さんコメント
私たちは昨年、ミツバチを地域のシンボルとする花植え活動をスタートし、「すすき野ガーデンクラブ」というボランティア団体を作りました。この活動を継続するためには、やはりそれなりの資金が必要となります。その費用を管理組合や自治会でまかなえるのかというと、かなり厳しい状況です。そこで、『みど*リンク』アクションに2度目の応募をさせていただきました。
今回の活動のポイントは、人と人のつながりを重視していることです。もちろん花や緑が増えることも大事ですが、その活動の中で住民同士の関係性が生まれたり、新しいつながりができたりすることに、より重点を置いた取り組みとしたいと考えています。これからさらにメンバーが増え、人の輪がつながり、団地の中の花や緑の彩りがこれまで以上に豊かになるとうれしいですね。