『みど*リンク』アクション

気持ちよく晴れ渡った11月25日、綱島駅近くにある河川事務所・綱島サブセンターで、『みど*リンク』アクションが開催されました。支援グループは、鶴見川流域の自然観察やふれあい、生きものを守る活動を行っている「地球っ子・綱島」です。

地球っ子・綱島が活動拠点にしている綱島サブセンターは国交省の所有ですが、予算の関係上なかなか整備の手が届かない植栽地があります。そこに外来植物が生い茂って在来種に悪影響が出ているうえ、景観が損なわれることが課題となっていました。そこで、地球っ子・綱島では、協力団体や地域の子どもたち・保護者と一緒に、植栽地を整備し、チョウのエサとなる植物を育てるビオトープづくりを行っています。本日の作業は、そのビオトープに、シロツメクサ(クローバー)の種とスイセンの球根を植えることです。

参加したのは、地球っ子・綱島のメンバーと、協力団体である鶴見川流域ネットワーキング(TRネット)、綱島バリケン島プロジェクト(2013年支援グループ)の皆さん、そして当社社員です。

最初に綱島サブセンター内で活動の説明を聞き、ビオトープの前で『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。

TRネット岸先生のあいさつ

TRネット岸先生のあいさつ

外来植物について説明

外来植物について説明

授与式にて、左が佐藤さん

授与式にて、左が佐藤さん

それが終わると、いよいよ作業開始です。まずは子どもたちがビオトープ内で2列になって、シロツメクサの種をまきます。

シロツメクサの種をまいて

シロツメクサの種をまいて

続いて邪魔なガラ(石)をバケツリレーで運ぶ作業。

バケツリレーで石を運ぼう

バケツリレーで石を運ぼう

次に、ビオトープの前で1列にならび、スイセンの球根を植えるために土を掘りました。

次は横1列になって穴掘り

次は横1列になって穴掘り

ある程度穴が深くなったら、芽が出ている方を上にして球根を入れ、やさしく土をかぶせてできあがり。

たくさんの球根を手に楽しそう

たくさんの球根を手に楽しそう

スタッフのみなさんの指導もあり、作業はとてもスムーズに進みました。子どもたちは、土に向き合い、植物を植える体験を笑顔で楽しんでいました。

球根を植えたら作業終了

球根を植えたら作業終了

地球っ子・綱島では、こうした生きものにふれる機会を感動体験に、さらに学習へとつなげていければと考えているそうです。鶴見川の自然に親しみながら元気いっぱいに育つ子どもたち。将来が楽しみですね!

地球っ子・綱島 佐藤 鮎子さんコメント

綱島サブセンターでは、月に2回ほど土曜日に開館して、地域の子どもたちや保護者の皆さんと一緒に、鶴見川の生きものとのふれあいや観察を楽しんでいます。

野外活動が多いのですが、セイバンモロコシなどの外来植物が生い茂り、見た目もよくないということで問題になっていました。そこで、これらを除去しながら、生物多様性に貢献するような植物を植え、地域の人にもキレイになった景観を楽しんでもらいたいと、『みど*リンク』アクションに応募することにしました。

地域の子どもたちには、今日の作業のような植物を植える体験や、育てる経験、さらにそこに虫がやって来るといったことを通して、身近な自然について学んでもらえればと考えています。今日はお忙しい中お手伝いいただき、ありがとうございました。