『みど*リンク』アクション

残暑厳しい8月30日、多摩川線・矢口渡駅から徒歩10分ほどのところにある東矢口三丁目公園にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。支援グループは、2023年度から支援対象に選ばれている「いきちかクラブ(いきちか学童クラブ運営会)」です。

「いきちかクラブ」では、地域の人と一緒に東矢口三丁目公園や新蒲田二丁目児童公園の花壇を整備する「いきちか花壇プロジェクト」を推進。誰でも参加できるLINEのオープンチャットを利用して参加者を募り、その取り組みを通じて地域のつながりや助け合いの輪を広げています。花の種と土ポットを提供し、花壇に植える花の苗を自宅などで育ててもらう「花の里親」の取り組みや、コンポスト(堆肥づくり)の普及活動を実施するなど、地域の人を広く巻き込みながら活動しています。

本年度は、従来の取り組みに加え、新たに「学びの会」を開始。これは、地域の人たちに花や土、地域活動への理解を深めてもらうために企画された講習会で、基礎知識の不足から花壇活動への参加を躊躇していた人たちの不安感を解消し、学びと実践を相互に補完しながら、参加者を増やし地域コミュニティーの力を向上させることを目指しています。

本日は、東矢口三丁目公園の花壇の水やりとゴミ拾いをします。昼間の暑さを避け、夕方に集合した参加者たちは、さっそく作業を始めます。

まず、公園の蛇口にホースをつないで、花壇に水をたっぷりかけていきます。「いきちかクラブ」代表の向井さんからは「(暑さをしのぐためにも)水遊びしてOKだよ!」との一声が。水鉄砲を持参していた参加者や子どもたちは、あちこちで歓声を上げながら、水のかけ合いを楽しんでいました。

まずは作業内容を共有

ホースを取り付けて

水やりを開始

水のかけ合い合戦が始まりました!

もはやシャワーみたい

気持ち良さそう!

ゴミ集めや雑草抜きもどんどん進めていき、1時間ほどで作業は終了となりました。最後は、向井さんが用意してくれたレモングラス入りの麦茶でティータイムを楽しみながら、今日の活動を振り返りました。

ゴミもしっかり拾っていきます

雑草抜き、お疲れさまです!

向井さんが用意してくれたレモングラスティー

子育ての話などで盛り上がりました

代表の向井愛さん

いきちかクラブ(いきちか学童クラブ運営会) 向井 愛さんコメント

普段の「いきちかクラブ」では、花壇活動という”実践”を重視しています。ただ、皆さんのお話を伺うと「(経験がないために)自信がないので、参加に二の足を踏んでしまう」という意見が多かったのですね。そこで、まずは花や土に関する知識を身に付けて、自信を付けてもらおうと。そんな思いで「学びの会」を始めました。

「学びの会」を開催する目的には、参加者の母数を増やすことに加え、「リーダーになれる人」を育成する狙いもあります。普段の花壇活動でも教えてはいるのですが、場当たり的になり体系的には教えられません。「学びの会」を通して落ち着いて知識を学んだ上で、実践してまた学ぶ。この繰り返しができるようになったことで、「リーダーになれる人」が少しずつ増えているのを感じます。

花と土を育てるという文化が地域に根付くことを願って、これからも地道にコツコツと、途切れないように続けたいと思います。