『みど*リンク』アクション

12月13日、田園都市線・つくし野駅から徒歩10分ほどの場所にある畑で、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは「つくし野ビオトーププロジェクト」です。つくし野ビオトーププロジェクトは、2005年の発足以来、20年にわたり活動を続けており、『みど*リンク』アクションによる支援は今回で4回目となります。
畑での多彩な作物の栽培や収穫体験を通じ、「作物の命によって自分たちの命が支えられている」ことを学ぶ食育活動を実施しています。また、人と環境とのつながりを深めるとともに、子どもから大人まで世代を超えた交流を行い、地域社会を豊かに育むことにも力を入れています。
つくし野ビオトーププロジェクトのこれまでの累計参加者は2万4千人を超え、現在も年間約1,000人が活動に参加しています。口コミや代表の小池さんのブログでの発信によってその輪は年々広がりを見せ、近年では幼稚園、小学校などへの活動も積極的に行っており、こうした取り組みは行政からも注目されています。

本日の活動は、「畑のお世話〜ソラマメ、キャベツの苗植え、ハクサイ、ダイコン、サツマイモ収穫」です。
まずは、つくし野ビオトーププロジェクト代表の小池さんから、当日の活動内容について説明がありました。併せて、野菜の種類やその歴史、さらには収穫後の葉や茎、落ち葉などを活用した堆肥作りについても解説が行われました。

続いて、ソラマメの苗植えが始まりました。参加者はポットの底の穴から土を指先で押して丁寧に苗を取り出し、一つ一つ植え穴へと植え付けていきます。ソラマメの苗植えの後には、ハクサイとサツマイモの収穫体験やキャベツの苗の植え付けも行われました。

野菜の堆肥は、独特の甘い香りがします

ソラマメの苗を丁寧に植えていきます

ハクサイの株元を包丁で切り、見事収穫!

外側の葉を手早くむいていきます

硬くなった畝(うね)を大人たちがほぐして…

サツマイモ掘りがスタート!

大きなサツマイモがたくさん採れました!

ソラマメやキャベツの苗は、小池さんが種から育てたもの

苗植えや収穫に取り組む子どもたちは、とても手慣れた様子で作業を進めていました。小池さんのお話や指導がしっかりと浸透している証しです。
収穫を楽しむ子どもたちの中には、「初めてこの畑に来たときは、まだ赤ちゃんだった」という子もいました。こうした参加者の成長を共に感じられるのも、歴史あるつくし野ビオトーププロジェクトの魅力の一つです。

大きそうなダイコンを選んで、しっかりとつかみ…

力いっぱい引き抜きます!

収穫したダイコンの持ち方もバッチリ

収穫された野菜は参加者に平等に配られました

「ダイコンは葉を下にして持つと鮮度が保たれる」という知識も、子どもたちにはしっかりと定着しています。収穫作業の最中には、コガネムシの幼虫やダンゴムシを見つけてはしゃぐ姿も見られました。
たくさんの小さな命が豊かな土壌を育み、おいしい野菜の成長を支えていることを、子どもたちが肌で感じ取っている様子がうかがえました。

つくし野ビオトーププロジェクト 小池 常雄さんのコメント

つくし野ビオトーププロジェクトの活動は、今年で20年目を迎えました。現在は、収穫体験などを通じて、日々の生活の中で身近に自然を感じてもらえるよう力を注いでいます。
虫や動物など、自分たちとは姿形の異なる生物と触れ合うことは、他者を受け入れる心を育み、差別意識を減らすことにもつながると考えています。この活動を通じて自然科学に興味を持ち、作文や研究発表のコンテストで入賞する子どもたちもたくさんいます。畑での活動が、さまざまな物事に対する視野を広げるきっかけになっているのだと実感します。自分で苗を植え、収穫した野菜の味は格別です。野菜嫌いの子どもたちが、自分の手で収穫した野菜ならおいしく食べる、という話もよく耳にします。
『みど*リンク』アクションは、単なる植物の緑化活動にとどまらず、地域交流や環境学習に対しても支援をしてくださるので、大変ありがたく感じています。参加してくれた子どもたちが大人になり、ここでの経験が糧となって「この街に住み続けたい」と思ってくれたら、とてもうれしいです。気候変動による環境の変化にも負けないよう、工夫を凝らしながらこれからも活動を続けていきたいと思います。