9月10日、秋らしい高い空の下、東京都立田園調布特別支援学校グラウンドにおいて「みど*リンク」アクションが開催されました。
田園調布特別支援学校では地域清掃活動として学校周辺地域・多摩川河川敷の清掃活動に取り組み、その一環として落ち葉の回収もしています。
回収した落ち葉は腐葉土にして、作業学習での野菜づくりや草花の栽培に活用しています。育てた野菜は周辺地域のみなさまに販売提供し、草花は腐葉土を活用した草花プランターとして周辺の商店会沿道に設置しています。
循環型の社会作りを考えた活動として地域に受け入れていただき喜ばれています。
今回の活動に参加したのは田園調布特別支援学校の生徒さん、先生、保護者の方々、地元商店会の田園調布商栄会など近隣地域の方々、大田区からは田園調布出張所とまちなみ維持課の方々、そして当社社員です。
総勢100名を超える参加者が緑豊かなグラウンドに集まりました。
堀江校長先生からは「地域の方々と一緒に街並みをきれいにしようという活動が、みなさんの心の中にも花を咲かせると思います」とのご挨拶がありました。
引き続き「みど*リンク」アクション認定証の授与式を行った後、生徒さんたちと近隣地域の方々が一緒になって和気あいあいと作業はスタートしました。
まずは土と腐葉土をよく混ぜ合わせてプランターに入れ、色とりどりの草花を丁寧に植えて行きます。プランターの養土量は昨年の4倍に増えましたが、みんなで協力しあい作業も順調に進みました。
完成した草花プランターはリヤカーに載せて商店会の沿道に運んで設置。商店会の方々も笑顔で生徒さんを迎え、「草花プランターの維持管理は田園調布商栄会で行っていきます」とあたたかいお言葉をいただきました。
生徒さんからは、地域の方々と一緒の作業は「とても楽しかった」と好評で、保護者の方からも「地域の方々に支えられているというのがわかってとてもありがたいと思いました」との感想をいただきました。
東京都立田園調布特別支援学校 指導教諭 柴田一先生のコメント
今年の活動は昨年に比べ地域の方々にもたくさん参加していただいて、生徒たちの活動への認識が高まってきたことを実感しました。
地域から回収した落ち葉を使って本校の園芸作業で作った野菜を地域の方々に還元したり、草花プランターを作って商店街の沿道に設置することで、地域と一体となって循環型の地域社会を作っていけたらいいなと思います。
今後も、この街の桜が与えてくれる宝物(落ち葉)を通して街と人がつながる循環型の社会作りを目指し、地域に根を張った教育の推進を図っていきたいと考えています。
本日はありがとうございました。