『みど*リンク』アクション

すがすがしい秋晴れとなった10月26日、鶴見川で「みど*リンク」アクションが開催されました。今回の支援グループは、鶴見川の右岸に桜を植樹する活動を行っている「鴨志田(かもしだ)さくらの会」のみなさんです。

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植樹した「仙台屋(センダイヤ)」は  森会長のごあいさつ
虫がつきにくい桜だそうです

まずは鴨志田さくらの会会長の森様のあいさつ。「作業は大変ですが、2、3年後には花が咲き、地域の憩いの場になると思います。みなさんで力を合わせてがんばりましょう」と力強い言葉をいただきました。続いて「みど*リンク」アクション認定証の授与式を行い、その後、いよいよ作業開始です。

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認定証の授与式後、中心メンバーで     植樹の方法を植木職人さんから
記念撮影をしました            教えてもらいます

本日の作業は、「仙台屋(センダイヤ)」という山桜の苗木を、鶴見川にかかる常盤橋を中心とした上流下流約350メートルの川岸に植えること、そして草刈り機で周囲の雑草を刈ることです。事前に立てられた支柱の下にシャベルで穴を掘り、苗木を置いて丁寧に土をかぶせていきます。作業のポイントは、土の中にある雑草の根と砂利をできるだけ取り除くこと。これによって、桜の苗木が根を張りやすい環境になります。よく晴れた秋空の下、汗をかきながらの作業となりましたが、参加メンバー全員が力を合わせ、無事に全27本の苗木を植樹することができました。最後に土手や道を掃除して、本日の作業は終了です。

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小学生のお嬢さんも       早速支援した草刈り機が大活躍
手伝ってくれました

作業中、近隣にお住まいの方から「これは何の木ですか?」と尋ねられるひとコマも。桜の木を植えていることをお伝えすると、「散歩が楽しくなりますね」とうれしいお言葉をいただきました。地域の方々の散歩やサイクリングのコースになっている鶴見川沿いの道。春には薄紅色の花が咲き、これまで以上に親しまれる道となることでしょう。

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みなさん何だか楽しそう           ひと仕事終えてにっこり笑顔!

鴨志田さくらの会事務局長 渡邉勲さんのコメント

鶴見川河畔は散歩をしたり、ジョギングやサイクリングなどのコースになっています。
ここに桜があったら、もっと素敵な道になるだろうという思いで、数年前より地域の方々が集まって活動を始め、横浜市、県の治水事務所に申請して承認を頂き、今日の植樹の日を迎えることができました。
宮前橋から下流で以前から植樹をされている「桜を愛する会」の皆さんのご指導にも感謝しています。

自分たちが植えた桜を、次の世代の方々に引継ぎ楽しんで貰えれば、こんなに嬉しいことはありません。
桜は手がかかります。樹木の世話、周辺の草刈、清掃など、地域のみなさんが「さくらの会」に集まって作業をすることになれば、地域のコミュニケーション作りにも役立つことでしょう。
地域のつながりはとても大切です。高齢化社会では、例えば災害の際にも近所の助け合いが欠かせません。
この活動が、そういった地域のつながりを強くするきっかけになるといいですね。
今後は、さらに上流にも桜を増やしていきたいと思っています。

 

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最後にキレイに掃除します!        元気に花を咲かせてくれますように