梅雨の晴れ間となった6月13日、東急多摩川線沼部駅から徒歩5分ほどの場所にある大田区立東調布中学校で、「東調布中スマイルサポート」の活動を支援する『みど*リンク』アクションが開催されました。
東調布中スマイルサポートは、東調布中学校の生徒や保護者、大田区嶺町(みねまち)地区の方々によるボランティアグループで、同中学校を支援するさまざまな活動を行っています。 東調布中学校のフェンスに咲くバラの花。地域の人々に愛されてきたバラですが、かつてフェンスの改修工事により、つるバラの一部分がなくなってしまったそうです。そこで東調布中スマイルサポートでは、バラが生い茂る「薔薇ストリート」を復活させることを目標に掲げ、フェンス沿いにバラを植える活動を進めています。
参加メンバーが集まったところでさっそく本日の活動がスタート。東調布中学校副校長の横山先生、調布中スマイルサポート代表の清水さんのあいさつに続き、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。記念撮影が終わるといよいよ作業開始です。
まずはフェンスに沿って植えられているバラの花がら(枯れた花)をはさみでカット。その後、校内のフェンス沿いに花壇をつくります。クワやスコップで土を耕し、そこに嶺町地区の“地域の花”に指定されているナデシコをはじめとする植物を植えました。
続いて場所を移して深さ50センチほどの穴を掘り、2本のバラの苗を植え、たっぷりと水をあげます。最後に、バラを植えた付近に鮮やかなオレンジ色のレンガを曲線に並べて小道を設置。参加者みんなで力を合わせ、本日の作業は無事終了しました。
梅雨のじめじめした空気の中での作業となりましたが、花壇やバラの苗、そして苦労してつくったかわいいレンガの小道を見て、みなさん大満足の様子です。近隣の方々に愛される「薔薇ストリート」。その完全復活に向け、また一歩前進しました。
東調布中スマイルサポート 代表 清水禧一(よしかず)さんのコメント
数年前、地域で学校を応援しようと「学校支援地域本部」という組織を結成しました。その活動の一環として、かつて地域の人たちに愛された、バラが豊かに生い茂るフェンスを復活させようとしています。
東調布中学校は「地域に開かれた学校」づくりを推進していますが、美しいバラのフェンスが復活することにより、地域と学校がバラを通してさらに深くつながっていくのではないかと考えています。そのためにもバラをはじめとする“みどり”を増やす活動をこれからも進めていきます。
今年は東調布中学校の開校60周年です。その記念すべき年に東急電鉄さまにご支援いただき、活動ができることをとてもうれしく思います。本日はお忙しい中お手伝いいただき、誠にありがとうございました。