『みど*リンク』アクション

梅雨明け前ながら太陽がまぶしく、本格的な夏の到来を感じさせる7月12日、世田谷区立等々力小学校で『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは「世田谷区立等々力小学校 環境部」。同校の児童が、校内のビオトープ(生物の生息空間)を活用して生き物について学んだり、木製のベンチを手作りして近隣に設置したりと、地域ぐるみの活動を行っています。
本日は、等々力小学校の児童と、近くにある東京都立園芸高等学校の生徒が協力して木製プランターを作ります。

等々力小学校の児童と都立園芸高校の生徒たち

等々力小学校の児童と都立園芸高校の生徒たち

体育館に集まった大勢の児童・生徒たち。最初に『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施し、その後、参加者全員で記念撮影を行いました。

参加者たちに認定証を見せる月岡校長先生

参加者たちに認定証を見せる月岡校長先生

続いては校舎の屋上に移動して、木製プランターを作ります。小学生と高校生がそれぞれ2~3名ずつひとつのグループになり、クギ、接着剤、トンカチなどを準備。「等々力小学校開校60周年」をテーマに、あらかじめ小学生たちが文字や絵を描いた板がプランターの材料となります。実はこの板は園芸高校のみなさんが木材を切って用意してくれたもの。今日だけでなく、何日も前から両校のコラボレーションが始まっていたのです。

屋上に集まった両校の参加者たち

屋上に集まった両校の参加者たち

小学生が絵を描いた板がプランターの材料に

小学生が絵を描いた板がプランターの材料に

まず4枚の板を箱状に組み合わせ、接着剤で貼り付け、クギを打ってしっかり固定します。

接着剤で板を貼り付けます

接着剤で板を貼り付けます

板を押さえ、クギを打ってしっかり固定

板を押さえ、クギを打ってしっかり固定

「クギ、曲がってない?」相談しながら作業中

「クギ、曲がってない?」相談しながら作業中

そして足の部分となる木材を取り付けて、中に底板を入れればできあがり。小学生と高校生の協力作業によって、素敵なプランターが完成しました。

作業の様子をやさしく見守る高校生

作業の様子をやさしく見守る高校生

いよいよ大詰め。足の部分を取り付けます

いよいよ大詰め。足の部分を取り付けます

素敵なプランターが完成!

素敵なプランターが完成!

最後に等々力小学校の月岡校長先生にご挨拶をいただき、本日の活動は終了です。参加者全員が協力してものづくりを体験した有意義な1日となりました。

小学生から高校生へお礼の言葉

小学生から高校生へお礼の言葉

月岡校長先生の締めの言葉で閉会

月岡校長先生の締めの言葉で閉会

 

世田谷区立等々力小学校 環境部代表 月岡正明校長先生のコメント

『みど*リンク』アクションが大成功に終わり、とてもうれしく思っています。
普段あまり交流することのない小学生と高校生による共同作業のため、はじめは「少しぎこちないかな?」と心配していましたが、すぐに打ち解けて、ワイワイと一緒に工作を楽しんでいる様子が見受けられました。
高校生たちも「年上だから」と作業をやってあげるのではなく、小学生に「こうしてやってごらん」と、自主的に作業ができるような流れを作ってくれていました。
園芸高校のみなさんは、「本校の児童たちがこんな高校生になってくれたらいいな」と思うような、素敵な生徒さんたちばかり。このような機会が持てたことを大変嬉しく思っておりますし、次の活動につながるきっかけになったのではないでしょうか。今後もさまざまなイベントやコラボレーションを展開し、地域の人々との交流を通して、手作りのものがあふれる、あたたかみのある学校づくり、ひいてはまちづくりを目指していきたいと考えています。
本日はどうもありがとうございました。