『みど*リンク』アクション

5月23日、青葉台駅からバスで10分ほどの場所にあるNPO法人森ノオトの活動拠点、森ノオウチ(事務所)と森ノハナレ(コミュニティ拠点)において、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、森ノオトの活動から派生した「森ノオトもちよりガーデンチーム」です。

閑静な住宅街の中にある「森ノオウチ」

森ノオトは、横浜市青葉区を拠点に、環境問題の解決をミッションにかかげて、インターネット上のローカルメディア「森ノオト」を運営しているNPO法人です。「森ノオト」の特徴は、地域に住む女性たちがこのメディアのライターとして地元を取材し、記事を作っていること。それによって地域の中のつながりを理解することができ、ライター自身がまちづくりの担い手に育っていきます。

また、森ノオトの会員やサポーターのコミュニティ活動の一環として、事務所敷地内の土地を利用した「もちより畑」の取り組みを2016年に始めました。月に一度メンバーが、植物のタネや苗、労働力を“持ち寄る”というスタイルで畑作りを続けています。

オカヒジキ、オレガノ、ルッコラなどが植えられた「もちより畑」

今年、森ノオトでは、地域の人がより過ごしやすくなるよう敷地内を整備し、コミュ二ティガーデンにする構想を立てました。今日はその整備作業の初日です。参加したのは、「森ノオトもちよりガーデンチーム」のメンバーと地域の人たち、ガーデニングの専門家(株式会社リード)、工事現場などの足場を組む職人さん(株式会社大久保恒産)、および当社社員です。

まずは、敷地内に散在するコンクリートブロックを、参加者で手分けして一箇所にまとめました。その作業が一段落したところで、『みど*リンク』アクションの認定証の授与式を実施。

敷地内に散在するブロックの片づけ作業。重たそう

集めたブロックは後日、花壇作りに再利用します

認定証の授与式がスタート!

梅原さん(右)、よろしくお願いします!

続いて、森ノオウチと森ノハナレの間に植わっている木を抜く作業です。大久保恒産の職人さんが鉄パイプでやぐらを組み、そこにチェーンブロックを取り付け、フックを木にかけてゆっくりと引き上げます。木は根が深く張っているためなかなか抜けません。スコップで周りの土を掘ったり、太い根をカットしたりすることで、なんとか全て抜くことができました。その後、地面を平らにしたら、本日の作業はここで終了。

続いて、薪や竹材なども移動します

木を抜くための準備作業も進んでいます

ケガをしないよう、職人さんも真剣です

木を抜く作業がスタート!慎重に引き上げます

無事に抜けて満面の笑みを浮かべる梅原さん

みんなで協力してどんどん木を抜いていきます

最後はガーデニングの専門家が大活躍!

“ジョレン”で地面をならしたら

木がなくなってすっきりしました!

森ノオトでは、コミュ二ティガーデンの取り組みを通して、新たな参加者を呼び込み、さらなるコミュニティの拡大を目指していくそうです。

NPO法人森ノオト もちよりガーデンチーム 梅原 昭子さんコメント

ここの敷地はとても広いうえ、緑豊かでよいところだと思っていますが、人の動線が悪かったり、森ノオウチと森ノハナレの間に目隠しのように植木があったりして、ワークショップやマルシェなどで人が集まるときに使いづらい状態でした。そこで、ここを訪れた人がより気持ちよく過ごせるよう、庭をコミュニティガーデン化しようと考え、『みど*リンク』アクションに応募しました。

今日が作業の初日です。9月ぐらいに完成できればと考えています。実は、早く作業を進めようと思えばもっと短くできるのですが、あえてそうしていません。というのも、なるべくいろいろな人に変化の過程を見ていただき、私たちの活動に「関わりたい」と興味を持ってもらおうと考えているからです。

自分たちだけでは庭の手入れに取りかかるのは難しかったのですが、今回『みど*リンク』アクションで助成してもらったことで、やっと実行に移せます。この勢いに乗って、訪れた人たちに「すてきなお庭ね」と言われるようがんばりたいと思います。