7月21日、あざみ野駅から徒歩3分ほどの場所にある山内図書館で、「山内図書館ガーデンクラブ」を支援する『みど*リンク』アクションが開催されました。
山内図書館ガーデンクラブは、図書館の玄関まわりを飾る寄せ植えを作ったり、地元の農家と協力して地場野菜を販売する“朝市”を開催したりなど、さまざまな活動を行っています。今年は、図書館前庭の植え込みの一部を畑にして、地域の子どもたちに野菜を作ってもらう体験学習を実施しています。地域のボランティアメンバーとともに野菜作りをフォロー。子どもたちには、図書館で野菜の作り方を調べてもらったり、苗植えから収穫までの体験をポスターにまとめてもらったりする取り組みも進めています。
今日は、子どもたちが植え、育ててきた野菜を収穫する日です。参加者たちは図書館内の学習スペースに集合。最初に、ガーデンクラブ代表の古川さんより、これまでの活動についての説明がありました。続いて、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。その後、前庭の野菜畑に移動して、みんなで野菜を収穫しました。
真っ赤なミニトマトや大きなナス、ピーマンなどを手に、うれしそうな子どもたち。今回は収穫しませんが、畑の一角には落花生も植えられています。落花生は花が咲いたあとにつるが伸びて、地中でサヤを作ることを教えてもらいました。子どもたちは、収穫しながら野菜についての知識も深めていきます。
収穫を終えたら、学習スペースに戻って観察日記をつけます。子どもたちは、自分が収穫した野菜について図鑑で調べたり、採った野菜の絵を描いたり。みんな真剣な表情で取り組んでいました。
収穫した野菜は、子どもたちがそれぞれ自宅に持ち帰ります。次回8月の活動では、野菜を収穫してピザを焼く予定とのこと。野菜をピザにして食べることで、「調べる」「育てる」「食べる」の3つを体験できることになるそうです。
山内図書館ガーデンクラブ 古川たか子さんコメント
現在、畑がある場所には、ツツジとツバキの木が植わっていましたが、これを「抜根(ばっこん)したいね」と、以前から皆で考えていました。そうしたときに『みど*リンク』アクションのことを知り、応募することにしました。木を抜いた場所をどうするか考えたときに、地域の子どもたちに楽しんでもらえる活動をしようと思い立ち、畑を作ることにしました。私たちは図書館の事業に携わっていますから、今回の活動を通して「調べる楽しさ」を子どもたちに知ってもらうことも目的としています。野菜にはどんな花が咲くのか、どんなふうに実がなるのか…、そんなことを自分で調べることで知識が広がっていく、その喜びを感じてもらえればと考えています。また、図書館の玄関近くに畑を作ったので来館者の目に留まり、山内図書館がいろいろな活動をしていることを知ってもらうきっかけにもなりました。このことも活動を実施してよかったことのひとつです。