『みど*リンク』アクション

11月15日、あざみ野駅から徒歩約3分の横浜市山内図書館に隣接する「山内地区センター」で、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは「山内図書館ガーデンクラブ」です。

同クラブは、山内図書館周辺の除草や掃除、寄せ植えの設置など、まちの美化活動を行っています。昨年は、『みど*リンク』アクションの支援を受け、図書館前庭の植え込みに畑を作り、地域の子どもたちに野菜を育ててもらう体験学習を実施しました。

今年は、その植え込みの一部にイングリッシュガーデンを作り、ハーブなど植物にまつわる講座を開催しています。プログラムの変更など、新型コロナウイルスの影響もありましたが、活動は継続されています。本日は第2回目の講座、「ハーバリウムをつくってみよう」です。

ハーバリウムとは、ガラス瓶にドライフラワーなどを入れ、専用のオイルで満たした観賞用のおしゃれな植物標本のこと。横浜市青葉区や都内で、ワークショップを中心に活動している山田有香先生の指導のもと、参加者たちはハーバリウム作りに挑戦しました。

最初に、紙に描かれた瓶の絵の上に、ドライフラワーや木の実などの素材を並べて、どんな仕上がりにしたいか構想を練ります。完成形がイメージできたら、長いピンセットを使って瓶に素材を入れる作業へ。全体のバランスを見ながら丁寧に作業を進めていきます。山田先生にオイルを入れてもらい、好みのリボンを掛けたらできあがり。キラキラと光に反射する美しいハーバリウムが完成しました。

作り方を指導する山田先生

素材はドライフラワーのほか、ワイヤーなども

紙に描いた瓶の上に配置して完成形をイメージ

イメージが固まったら瓶詰め作業へ

全体のバランスをチェック

完成形をイメージしながら慎重に入れていきます

オイル入れは先生も緊張の瞬間

最後にリボンを掛けてできあがり!

自慢の手作りハーバリウムを手に

これからのシーズンにぴったりです

講座の後は、図書館の前庭に移動し、『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。最後に集合写真を撮って、本日のイベントは無事終了となりました。

イングリッシュガーデン前で認定証授与式を実施。右が代表の古川さん

山内図書館ガーデニングクラブ 古川たか子さんコメント

当初はイングリッシュガーデンの作り方などの講座を予定していました。講座参加者からボランティアを募って、苗の選定から始めようと考えていたのです。ところが新型コロナによってそれができなくなったため、イングリッシュガーデンの造成は青葉区内の業者さんにお願いしました。秋に入ってからは、当初の予定とは少し内容を変え、手間暇かけずにお庭を楽しむための講座や、今回のハーバリウム作りなどの講座を開催しています。

特に今はコロナの影響もあり、閉塞感が漂っていますが、参加者の中には、自然について関心を持つ方がたくさんいらっしゃいます。緑を飾るだけで、気分が変わるのかもしれません。

今後は、みど*リンクにご支援いただいて造成したイングリッシュガーデンを長く楽しんでもらうためにも、植物の手入れに力を入れていきたいですね。時期を見て、地域のボランティアの参加も促し、皆さんで楽しみながら取り組んでいければと思っています。