秋深まる11月21日、東急東横線の綱島駅から歩いて5分ほど、鶴見川に架かる大綱橋(おおつなばし)のたもとにある花壇にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、1994年に地域の人たちによって結成された「港北みりょく発見団」です。
「港北みりょく発見団」は、かつて桃の一大産地だった綱島の“桃の記憶”を後世に伝えていこうと、1999年に鶴見川の堤防上に桃の木を植え、世話をしてきました。ところが、時間の経過とともに放置自転車などにより、景観が悪化。そこで、古くなった桃の木を、新たにヤグチモモ、カンパクという種類の木に植え替えるとともに、季節の花が咲く新しい花壇を整備しよう、という計画を進めています。本日は、その花壇に花を植える作業を行います。参加したのは、港北みりょく発見団の皆さんと当社社員です。
花壇の前で『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。集合写真を撮影したら、作業開始です。今回植えるのは、パンジー、アリッサム、ノースポール、ユーフォルビアなど。花壇に苗をバランスよく配置し、ポットから取り出してひとつひとつ丁寧に植えました。最後に水をあげて、作業終了です。
最近は花の世話をしているときに、街の人から「きれいですね」と声をかけられることが増えたそう。花壇を整備した後は、放置自転車もなくなったとのことです。新しい桃の木とともに美しく生まれ変わった花壇は、桃畑が広がっていた綱島の記憶を今に伝える憩いの場として、長く愛されていくことでしょう。
港北みりょく発見団 水野さよ子さんコメント
かつて鶴見川沿いには桃の畑が広がっていて、まるで桃源郷のようでした。それが洪水や戦争でなくなってしまいました。地域の皆さんにそんな昔の景色を知ってもらいたくて、ここに桃の木を植えることにしました。
ただ、整備前の花壇は簡易なもので、雑草や石が入り込み、放置自転車が20台以上にもなるなど、花壇らしくありませんでした。そういう状態がしばらく続いていたのです。
このような中、『みど*リンク』アクションのご支援によって、きれいに整備することができました。花持ちがよくなり、植物がよく育つようになりました。私たちはたくさんの元気を、この新しい花壇からもらっています。このたびは本当にありがとうございました。