『みど*リンク』アクション

3月2日、自由が丘駅前ロータリーにて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、自由が丘商店街振興組合環境部です。

自由が丘商店街振興組合環境部は、駅北口付近の石畳が広がる“サンセット地区”の一角にバラ園を作る「BEE FRIENDLY 薔薇PROJECT」で、2018年度『みど*リンク』アクションの支援グループに選ばれています。この時のプロジェクトで、コマツガーデン(バラとガーデニングの専門店)代表の後藤みどりさんに、“自由が丘のバラ(新種)”作りを依頼。その後、2020年春に、ついにそのバラが完成しました。

環境部では、このバラを地元の都立園芸高校および産業能率大学と共に、駅前ロータリーの花壇で育てる計画を立てました。併せて活動のシンボルとして、スタッフジャンパーを作成。今回の『みど*リンク』アクションでは、そのジャンパー作りも支援しました。

花壇の前で認定証授与式を実施

環境部・部長の中曽根さん(左)

本日は、バラを植えた花壇のお披露目です。最初に、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。続いて、お揃いのスタッフジャンパーを着たメンバーとともに、記念写真を撮影しました。季節の花が咲く花壇には、中央の女神像を囲むように“自由が丘のバラ”が植えられています。

これが自慢のスタッフジャンパーです!

右肩にはかわいいハチ(丘バチくん)の刺繍ワッペン

商店街振興組合(中段)と都立園芸高校(下段)の名も

自由が丘商店街振興組合の中山さんによると、日本のバラ育種の先駆者・鈴木省三氏(故人)が、自由が丘の隣駅の九品仏辺りに「とどろきばら園」を開園するなど、自由が丘周辺はもともと「バラと縁が深い街」なのだそうです。鈴木氏が育てたバラたちを受け継いでいるのが都立園芸高校。さらに、“自由が丘のバラ”を作ってくれた後藤みどりさんのお父様は、鈴木氏のお弟子さんなのだとか。現在の活動がさまざまな縁でつながっていることを嬉しそうに話してくれました。

花壇に植えられた“自由が丘のバラ”

咲いた時の様子。成長が楽しみですね。

背の高い品種も作ってもらったそうです。存在感たっぷり!

『みど*リンク』アクション当日は、朝から雨が降り開催が危ぶまれましたが、授与式の間は雨がやみ、無事にイベントを実施することができました。最後に、環境部・部長の中曽根さんが、“自由が丘のバラ”の正式な品種名が「自由が丘」に決まったことを教えてくれました。コロナが落ち着いたら、このバラの名前を街の皆さんに大々的に披露する予定とのことです。

花壇の世話をする環境部の皆さん

 

自由が丘商店街振興組合 環境・美化緑化活動部 中曽根孝之さんコメント

自由が丘の街にはたくさんの人が集まります。花壇の中で作業をしていると、不審に思われることもしばしば…。そうしたときに、チーム名が入ったお揃いのジャケットを着ていれば、何をしているかが皆に伝わりやすいし、メンバーの気持ちも盛り上がります。そこで今回はスタッフジャンパーを作ることにしました。

どうせ作るなら、「いつも着たい」と思えるものにしようと考え、プリントではなく、手の込んだ刺繍を入れるなど、デザインにも凝ってみました。また自由が丘でミツバチを育てる「丘バチプロジェクト」のキャラクター・丘バチくんなど、街の取り組みに関連するアイテムをデザインに取り入れています。

コロナで課外授業ができないため、学生さんたちにはまだ袖を通してもらっていません。これを着て皆で一緒に作業できる日を楽しみにしています。本日はありがとうございました。