6月16日、東急東横線・都立大学駅から徒歩10分ほどの目黒区立平町児童館にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、平町児童館で花や野菜を育てている「たいらまちガーデニングスタッフ(TGS)」です。
TGSは、児童館入り口前の花壇の手入れに加え、児童館裏手の畑で野菜も育てています。また、この児童館がかつては環境学習の拠点施設「目黒区立平町エコプラザ」だったこともあり、洋服やおもちゃのリサイクルを通して子どもたちに「ものを大切にするくらし」について考えてもらったり、SDGs(持続可能な開発目標)の活動に触れるきっかけを作ったりもしています。
本日は、TGSのメンバーでもある大岡山小学校の子どもたちが、花と野菜の苗を植えます。参加したのはTGSのメンバーと当社社員です。
最初に5年生のメンバーが、苗を受け取るために街の花屋さんを訪ねました。店頭にはきれいな季節の花がいっぱい。花屋さんが用意してくれたパンジーとニチニチソウ、キュウリとナスの苗を受け取り、みんなで手分けして児童館まで運びました。
児童館に戻ったら、さっそく裏手の畑で野菜の植え付けを開始。キュウリとナスの苗を育苗ポットから取り出し、スコップで掘った穴に植えて優しく土をかぶせました。
野菜の次は、児童館入り口の2つの花壇に花を植えます。ここで作業を2年生のメンバーにバトンタッチ。パンジーとニチニチソウの苗を、ひとつずつ丁寧に花壇に植えました。みんなで協力してテキパキと作業を進め、ほどなく花の植え付けも完了。来館者の目を楽しませる、カラフルでかわいらしい花壇が誕生しました。
作業終了後に、児童館前で『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。TGS代表の志田さんに認定証をお渡ししました。
今後TGSでは、野菜の育成や収穫を通した食育活動を計画しています。また、子どもたちが育てた花で押し花の「しおり」を作って地域の老人ホームに配るなど、地域交流を活性化する活動にも力を入れていく予定です。
たいらまちガーデニングスタッフ(TGS) 志田 拓人さんコメント
平町児童館は、大通りの環状七号線沿いに建ち、近隣にも公園などの緑があまりありません。こうした環境の中でも、子どもたちが緑に触れられる機会を増やしたいと、この「たいらまちガーデニングスタッフ(TGS)」の活動を思い立ちました。
子どもたちに「ガーデニングスタッフ」として花や緑を育ててもらい、また、花や緑に関心を持つ地域の人にも協力してもらうことで、平町児童館が“より地域に根付いた児童館”となり、街のコミュニケーションを活性化する拠点のひとつになればと考えています。
コロナ禍で子どもたちの活動が難しくなっていますが、外に出かけ、緑に触れる場を提供することで、子どもたちの花や命を大切にする気持ちを育めればと思います。本日はありがとうございました。