東急東横線元住吉駅から市営バスに乗り西へ10分ほどの場所。川崎市中原区唯一の里山である「中原区市民健康の森(井田山)」において、「みど*リンク」アクションが開催されました。川崎市では、緑の中で市民が語らい憩える場として、各区にひとつずつ「市民健康の森」を指定しています。中原区市民健康の森はその第一号です。
周辺住民が中心となって結成された「中原区市民健康の森を育てる会」は、この森の保全・管理を13年以上行ってきました。下草刈りをはじめとする樹木の手入れのほか、蝶が好む花の植栽、小学生のための課外学習など、さまざまな活動をしています。そのひとつとして2種類(ヘイケボタルとゲンジボタル)のホタルの育成も実施。本日の活動はゲンジボタルを育成スペースに放つことです。
参加したのは、会のみなさんと当社社員。「みど*リンク」アクション認定証の授与式の後、さっそくホタルを放ちます。小さな箱から優しく出してあげると、ホタルは広いネットの中で元気よく動き出しました。今回の目的は、地域の方々にホタル鑑賞を楽しんでもらうこと、そしてホタルに卵を産んでもらうことです。ホタルがすむ森となることで、これまで以上に市民に親しまれる地域の憩いの場となっていくことでしょう。
最後に、会の方の案内で森を散策。豊かな自然とふれあう貴重な体験となりました。
中原区市民健康の森を育てる会副会長 縄島宏司さんのコメント
中原区市民健康の森は、井田山にある昔からの自然が残された森です。私たちの活動は、この森をそのままの形で保全育成することと、自然とふれあえる市民のやすらぎの場を作ることを目的に、年間活動計画を立てて行っているものです。
今回の応募のきっかけは、日頃お世話になっている中原区の地域振興課の職員さんに、東急電鉄さんがこんな活動をしてますよ、とご紹介いただいたことです。わたしたちの活動は、資金を町会からの補助金や公的・私的助成金でまかなっており、現時点では会費はとっていません。
今ある森の自然を子どもたちの世代に残していけるよう、今後もがんばって活動していきます。本日はお忙しい中ありがとうございました。