秋晴れとなった10月23日、世田谷線山下駅に隣接する花壇「ガーデントラム山下」にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、世田谷区内でまちづくり活動を行っている「NPO法人まちこらぼ」です。同グループでは、ガーデントラム山下の手入れを定期的に行っています。
この花壇には、2007年に「玉電100周年」を記念して6本の河津桜(カワヅザクラ)が植えられました。ところが、そのうち5本が台風や病気などで倒れたり枯れたりして1本だけが残りました。現在は2016年に植樹した1本と合わせて2本の桜の木がありますが、本数が減ってバランスが悪くなってしまったこともあり、同グループは花壇の再整備を決定。花壇の一角に、土留め兼通路としてレンガを敷き詰め、ハーブなどの多年草を植え、イングリッシュガーデン風の花壇を作りました。
本日はその新しい花壇のお披露目と、花の植え替え作業を行います。参加したのは、グループのメンバーと地域の方々、そして当社社員です。最初に花壇の前で『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。続いて、参加者みんなで作業を開始しました。
パンジー、スイートアリッサム、ストック、ハボタンなど季節の花の苗を、丁寧にポットから出して植えていきます。道路に沿った柵付近にはチューリップとスイセンの球根を、バラ園エリアにはピンク・ビンテージという名前のバラも植えました。
桜をはじめとした季節の花を楽しめる憩いのスポット「ガーデントラム山下」。メンバーの一人は、「数年前に引っ越し先を探していたときに、ガーデントラム山下の花壇を見て、この街に住むことを決めた」と話してくれました。今回の整備で、さらに地域の人たちに愛される花壇となっていくことでしょう。
NPO法人まちこらぼ 理事長 柴田真希さんコメント
この花壇の整備を始めてから10年以上が経ちました。当初6本あった桜も、今は2本を残すだけになりました。なぜ桜が枯れてしまうのか? その理由を以前調査してもらったところ、どうも地中にコンクリートのような硬い層があり、木が深く根を張ることができないとのことでした。そこで、桜のあった場所にレンガで道を作り、多年草をたくさん植え、皆さんの目を楽しませるイングリッシュガーデンを新たに作ることにしました。これが今回『みど*リンク』アクションに応募した経緯です。
花壇の手入れをしていると、山下駅を利用する人たちから「キレイですね」とお声がけいただきます。今回イングリッシュガーデンが加わったことで、より一層楽しんでもらえるのではないかと期待しています。私たちはこの花壇を「ガーデントラム山下」と呼んでいますが、将来的には「イングリッシュガーデン山下」と呼んでもらえるような、そんな素敵な花壇を目指していきます。