『みど*リンク』アクション

5月22日、目黒線武蔵小山駅から徒歩20分ほどの元競馬南泉公園で、2022年度最初の『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、不動プロボノネットワークです。

不動プロボノネットワークは、「コミュニティの力をまちづくりに」をモットーに、地域の大人たちが持つ技術や能力を活用して、青少年向けの社会教育や、地域交流の機会を創出しています。具体的には、SDGsに関するワークショップ、子ども起業塾、地域交流イベント、防災・緑化活動などを実施。子どもたちに地域や社会の課題について考えるきっかけを提供するとともに、ソーシャル・キャピタルの向上、多世代交流によるコミュニティ意識の醸成に取り組んでいます。

代表の沖さん(右)に認定証を授与

間隔を取って広がり、作業開始です

親子で協力してプランターに土を入れます

今回、同グループが企画したのは「コットンで紡ぐ笑顔あふれるまちづくり」プロジェクトです。コットンを題材に、種まきから収穫後までの一連の活動(種まき、育成、収穫、ものづくり、翌年の種まき)を通して、子どもたちに自然の循環を体感できる機会を提供。自らワタ(綿)を育てることで、コットンとSDGsとの関わりや社会課題に関心を持ち、持続可能な社会について考えてもらいます。

また、同グループは、同じエリアで活動する「南泉公園グリーンクラブ」(2020年度支援グループ)と「下目黒五丁目自治会」(2021年度支援グループ)からバトンを受けて、季節の草花を植えたプランターを地域に配り、自宅などで育ててもらう「まちまるごとグリーンガーデン」の活動も並行して行います。

今回イベントに参加したのは、不動プロボノネットワークのメンバーと南泉公園グリーンクラブのメンバー、地域住民、そして当社社員です。

本日はプランターにワタのタネを植えます。青空の下、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施した後、作業を開始。参加者たちはプランターに土を入れ、表面をならして穴を2つ開け、そこにワタのタネを植えました。プランターは大きな紙袋に入れて各自自宅に持ち帰ります。

これがワタの種です

植える種を自分で選びます。どれにしようかな…

3粒ずつ種を入れ、やさしく土をかぶせてできあがり!

公園の花壇にもワタの種を植えました

プランターは紙袋に入れてお持ち帰り。お家で育てます

今後、不動プロボノネットワークでは、SDGsワークショップのほか、収穫したコットンを使った小物作り体験イベント、さらに食品ロスを取り上げた映画『もったいないキッチン』の上映会などを行います。これら一連の取り組みの中で、地域の子どもたちにさまざまな学びの場を提供していく予定です。

不動プロボノネットワーク代表 沖尚志(おき たかし)さんコメント

不動プロボノネットワークでは、地域のお父さん・お母さんを中心に、大人が持っている知識や経験を活用し、子どもたちに学びの機会を提供する活動を行っています。これが、子どもと大人、高齢者といった多世代が交流する場になればいいなと思っています。

昨年は、SDGsに関する講演会や意見交換会などを実施しました。今年は、SDGsの中でも特に、消費者意識の高まりにつながる「つくる責任 つかう責任(目標12)」に関連した取り組みをしようと決めました。身近に感じられる題材は何だろうと考えたときに、自分の手で育てながら、ものづくりにも挑戦できるコットンがよいのではないかと思い、この企画を『みど*リンク』アクションに応募しました。

本日はこの活動のキックオフです。小さなお子様が予想以上に大勢参加してくれました。小学校に入る前から、こうした地域の活動に触れていただき、とてもありがたく思います。今後も、いろいろなイベントを開催していきます。一人でも多くの方がご参加くださればうれしいです。