『みど*リンク』アクション

5月28日、東急東横線・中目黒駅から歩いて10分ほどの中目黒公園で、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、2002年の中目黒公園開園と同時に発足したボランティア団体「さーくる・ガーデン・クラブ(C・G・C)」です。

さーくる・ガーデン・クラブの皆さんは、「みんなの花壇」「ハーブ花壇」「スロープ花壇(東京共済病院側)」など、中目黒公園内の複数の花壇を管理しています。草花を有機・無農薬で育てるほか、花壇の花やハーブを使ってクラフト作品を作り、中目黒公園祭などの地域イベントで配る活動も行っています。ちなみに、団体名の「さーくる」には、生命のサークル(循環)を大切にしたいという思いと、会員相互のサークル(輪)を広げ、地域コミュニティを活性化したいという思いが込められているそうです。

今回、同グループが企画したのは、「花と緑でコミュニティづくり 中目黒公園の魅力アップ」と題した取り組み。具体的には、花壇内の古い枕木(足場)を交換し安全に花の手入れができるようにすること、枯れて減ってしまったラベンダーの数を増やすこと、来園者の目を楽しませる憩いの空間作りに励むことです。

本日は、花壇に新しい枕木を設置し、ラベンダーの苗を植えます。参加したのは、さーくる・ガーデン・クラブのメンバーと当社社員です。

緑豊かな公園内で認定証授与式がスタート

代表の中村さん(右)に認定証をお渡ししました

最初に、公園ビジターセンター「花とみどりの学習館」の近くで『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。続いて、「みんなの花壇」内に枕木を設置しました。重い枕木を2人がかりで持ち上げ、花壇の中央に慎重に設置。高すぎる場合は、土を掘って高さを調整しました。皆さん協力して作業を行い、無事に設置が完了。さっそく新しい枕木を足場にして花壇内に入り、花苗を植え、花がらを取りました。

本日設置する枕木がずらりと並んでいます

重い枕木を2人がかりで設置します

上に乗って高さを確認します

さっそく枕木を足場に花壇の手入れを開始

手際よく花がらを摘んでいきます

さまざまなハーブも育てられています。カモミールはハーブティー用にお持ち帰り

「スロープ花壇(東京共済病院側)」では、ラベンダーの苗を植える作業が進んでいます。植える場所を決めて穴を掘り、苗をポットから出して丁寧に植えていきます。こちらも皆さん慣れた手つきでテキパキと作業をしていました。

こちらの花壇にはラベンダーの苗を植えます

落ち葉の堆肥から虫をふるい落とす作業

温室では夏に植える花の苗が育てられていました

今回、古い枕木を取り替えたことで、安全に花壇の手入れができます。見た目も美しく、来園者をこれまで以上に癒してくれる花壇となりました。新たに植えたラベンダーは、地域イベントの際にラベンダースティック作りなどで使います。中目黒公園を拠点とする、さーくる・ガーデン・クラブの活動が、コミュニティのさらなる活性化につながっていくことが期待されます。

さーくる・ガーデン・クラブ 飯沼満里子さんコメント

今回『みど*リンク』アクションに応募した理由は主に3つあります。ひとつめは、長く使ってきた枕木がここ数年で朽ちてしまい、花壇の世話をするのが危険になっていたこと。「レンガでもいいのではないか」という意見も出ましたが、レンガは子どもたちが投げて遊ぶと危険なので、やはり新しい枕木に取り替えることに決まりました。

2つ目はラベンダーを増やすことです。今はコロナで休止していますが、私たちは地域イベントで、区民を対象にラベンダースティック作りなどを行っています。また中目黒公園祭では、ハーブを使ったクラフト作品を販売していますが、そのときにラベンダーが必要です。これまでもラベンダーは公園内のあちこちの花壇で育てていたのですが、ここ数年で多くが枯れてしまったため、思い切ってまとまった数を植えたいと考えたのです。

もうひとつ、中目黒公園は、早朝にラジオ体操をする方、散歩をする方、保育園のお子さま、のんびりと過ごす方など、とにかく来園者が多い公園です。コロナもあり、最近は特に来園者が増えました。そんな中で、地域の皆さんの憩いの場である公園の花壇を充実させたいという思いがふくらみ、『みど*リンク』アクションに応募したという次第です。

今回支援を受けられることになり、メンバーは皆とても張り切っています。私たちの自己満足ではなく、来園する方、近隣全ての方の心の拠り所になるよう、全力で頑張りたいと思います。