『みど*リンク』アクション

好天に恵まれた6月4日、世田谷線山下駅に隣接する花壇「ガーデントラム山下」にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、ガーデントラム山下の手入れを定期的に行っている「NPO法人まちこらぼ」。2021年度に続いての支援となります。

ガーデントラム山下には、2007年に「玉電開通100周年」を記念して6本の河津桜(カワヅザクラ)が植えられました。その後、5本が病気や台風で枯れてしまい1本だけが残りました。現在は2016年に植樹した1本と合わせて2本の桜の木が植わっています。NPO法人まちこらぼは、2021年にこの花壇の再整備に着手。桜の数が減ってバランスが悪くなった花壇の一角に、土留め兼通路用のレンガを敷き詰め、ハーブなどの多年草を植え、イングリッシュガーデン風の花壇を作りました。

今年は、道路に面した立ち上がり部分の枕木を撤去。シロアリが食い荒らし、朽ちてしまった枕木に替えて、レンガを積み上げて土留めにしました。「ガーデントラム山下」と刻んだ木の看板も新たに設置。花壇の雰囲気を一新しました。

本日は、新しくなった花壇のお披露目とともに、夏の花を植える作業をします。参加したのはNPO法人まちこらぼのメンバーと地域の人たち、ミミズコンポストで作った堆肥を花壇に提供している三軒茶屋駅の駅務員、そして当社社員です。

山下駅に隣接した花壇で授与式を実施

理事長の柴田真希さん(左)に認定証をお渡ししました

最初に、花壇の横で『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。続いて、ケイトウ、ブルーサルビア、ベゴニアなどの花苗を植えます。参加者たちは花壇の各所に分かれ、一斉に作業に取り掛かりました。皆さん慣れた手つきで、1時間ほどで花植えが完了しました。

持ち場に移動して花植え作業を開始

花苗を丁寧に花壇に植えていきます

新しいメンバーには先輩が教えてくれます

レンガで花壇全体の雰囲気が一変しました

道路側がレンガになったことで、花壇の雰囲気が大きく変わりました。まちこらぼのメンバーは、ガーデントラム山下が、地域の人たちから「山下のイングリッシュガーデン」と呼ばれることを目指しています。昨年、そして今年の取り組みで、その目標に大きく近づいたのではないでしょうか。

「ガーデントラム山下」の看板がかわいい!

今日は三軒茶屋駅の駅務員さんも参加

2本の桜が皆さんの作業を見守っています

最後はたっぷり水やり

洗練された素敵な花壇になりました!

NPO法人まちこらぼ 理事長 柴田真希さんコメント

昨年イングリッシュガーデン風の花壇作りを始めました。雑草がたくさん生えていた場所をきれいにすることはできたのですが、予算的にそれ以外の部分の整備はできませんでした。

道路側の花壇の立ち上がりとして置いていた枕木がシロアリに食われてボロボロになり、危険な状態でした。今年はこの部分を整備したいと思い、『みど*リンク』アクションに応募しました。

枕木をレンガに替え、新しくなった花壇に、一同とても感激しています。さらに嬉しいことに、新しい花壇を見て、「私も参加したい」と言ってくれる地域の人が出てきました。今までも作業をしていると、「きれいですね」と声をかけられることは多かったのですが、なかなか参加してもらうまでには至りませんでした。花壇のイメージががらりと変わったことで、地域の人たちが手を挙げてくれるようになったのです。これも、今回の改修工事の大きな成果だと思います。

イングリッシュガーデン風の花壇としては未完成です。どうするのがベストなのかをメンバーで話し合いながら、さらに整備を進めていければと考えています。本日はありがとうございました。