12月25日、東急池上線・荏原中延駅からすぐの中延商店街にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、地域の人やジャズ愛好家らで結成された「なかのぶジャズフェスティバル実行委員会」です。
同グループが制作協力・運営に携わる音楽イベント「なかのぶジャズフェスティバル」の始まりは1989年にまでさかのぼります。荏原中延駅近くにある「ジャズスナック まつ」の店主・平野学さんが、開店20周年を機に「ジャズで地域を活性化しよう」と発案したのがきっかけでした。平野さんは現在も実行委員会の代表を務めています。
「なかのぶジャズフェスティバル」には、毎回若手や地域のアマチュアバンドから著名なミュージシャンまで、さまざまなプレイヤーが参加。街中にストリートジャズの生演奏が流れるイベントとして、地元のみならず、多くのジャズファンに愛されています。2021年からは名称を「しながわジャズフェスティバル」に変更。日本全国からトップミュージシャンが集まる文化イベントとして新たな歩みを始めました。実行委員会では、コロナ禍で演奏の機会を失ったアマチュアバンドに活動の場を提供しようと、「品川区アマチュアジャズコンテスト」の支援も行っています。
本日は、「ジャズスナック まつ」のお客さんを中心に結成されたビッグバンドの練習風景を見学させてもらいます。このバンドは、中延エリアの商店街で無料のジャズ演奏を行っているほか、「品川区アマチュアジャズコンテスト」でも演奏を披露する予定です。
中延商店街にある練習場で、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。集合写真の撮影後、練習が始まりました。熱のこもったビッグバンドの演奏は迫力満点です。
音楽による地域の魅力向上に努めてきた「なかのぶジャズフェスティバル実行委員会」の今後の活動に、大いに期待が膨らんだ一日となりました。
なかのぶ(しながわ)ジャズフェスティバル実行委員会 平野 学さんコメント
もともと“音楽”というもの自体に、人の心を豊かにしたり、幸せにしたりする効果があると思います。この効果こそ、私たちがジャズフェスティバルを通して皆さんに提供したいものです。花や緑も、人の心をなごませ、豊かに、そして幸せにする力を持っています。そこに音楽との共通点があると考え、今回『みど*リンク』アクションに申し込みました。
今後は、このジャズフェスティバルを長く継続できる体制作りにも力を入れていきたいと考えています。やはり、“花(音楽)”を作る側からすると、お客さまの笑顔が長く継続することが一番望ましい姿です。行動制限を余儀なくされ、心豊かになれる場所が少なくなってきている今の時代には、こうした地域密着型のイベントがマッチし、求められているのだと思います。そういう意味でも、活動を長く続けていくことには、大きな意味があると考えています。本日は誠にありがとうございました。