『みど*リンク』アクション

寒さの中にも春の訪れを感じられるようになった2月27日、自由が丘駅からほど近い古本屋・西村文生堂前の通りにて、今年度最後の『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、「みらい会議」です。

みらい会議は、目黒区の認定を受けた自由が丘のまちづくり会社J-Spirit(ジェイ・スピリット)の“青年部”と位置付けられている団体。若い世代のまちづくりメンバーが、自由が丘の街の未来ビジョンを描き、その実現のためにさまざまな取り組みを実施しています。

『みど*リンク』アクションで支援したのは、「古材を再利用したベンチの制作と街の清掃活動」という企画です。もともと自由が丘には公園やベンチが少なく、街歩きの途中でひとやすみできる場所が限られていました。そこで、みらい会議では、街中にベンチを増やすことで、「さまざまな人が訪れやすい街」の実現を目指すことにしました。

ベンチには、旧池上駅舎に使われていた古材を再利用することで環境に配慮。さらに、ベンチの設置によりゴミの放置が懸念されるため、月に一度、玉川聖学院の生徒と共に街の清掃活動を行うことで、キレイな街並みの維持にも貢献しています。

本日の活動は、ベンチのお披露目。参加したのは、みらい会議のメンバーと当社社員です。

西村文生堂前の通りにて認定証授与式を実施

代表の渡辺さん(左)と

最初に、『みど*リンク』アクションの認定証授与式を実施。西村文生堂前のベンチを見た後、そこから歩いて5分ほどの“自由が丘サンセットエリア”に設置されたベンチも見に行きました。

今回自由が丘の街中に新設されたベンチは全部で4台。みらい会議・副委員長の奥角さんは、「ベンチはとても多くの方に利用されていて、ひとやすみしたり、おしゃべりを楽しんだりしている姿をよく見かけます」と笑顔で語ってくれました。

ベンチに加工される旧池上駅の古材

こんな立派なベンチになりました!

ベンチの板には釘穴など駅舎として使われていた名残が

自由が丘の街はこれまでも、西洋ミツバチを育てる「丘ばちプロジェクト」(2013年度『みど*リンク』アクション支援)や街中にバラ園を作る「BEE FRIENDLY 薔薇PROJECT」(2018年度支援)など、さまざまな取り組みを通して、魅力を維持・向上してきました。今回の古材再生ベンチが加わることで、さらにその魅力が増していくことでしょう。

古材をリユースしたことが記されています

ベンチに座ると話も弾みます!

人通りの多い場所に置かれています

サンセットエリアにはこんな“映えスポット”も

みらい会議 副委員長 奥角 翼さんコメント

自由が丘の街は、公園もなく、公共的なスペースがとても少ない街です。高齢者や親子連れの方も多いのに、「ちょっと座って休める場所」が少ないという声がたくさん上がっていました。そこで、街の中にもっと座る場所を増やそうと、旧池上駅の古材を再利用したベンチ作りを開始しました。

ただ、ベンチを増やすと、そこにゴミを捨てる方も増えてしまうという問題が発生します。そこで、玉川聖学園の学生さんと一緒に月に一度、ベンチ周りを中心にゴミを清掃する活動も行うことにしました。その両方が『みど*リンク』アクションの趣旨に合うと考え、応募しました。

実際にベンチを設置してみると、多くの方が利用している光景に出会え、しっかりと街の中で機能しているのを実感します。

今回設置したベンチは、男性2人くらいで動かすことができます。自由が丘はイベントが多い街ですので、今後はそういったイベント時にもベンチを転用し、街の活性化に貢献していければと考えています。