『みど*リンク』アクション

5月19日、東急東横線日吉駅から徒歩5分ほどのところにある横浜市立日吉台小学校にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは「日吉台小学校150周年 イベント部」です。

2022年度の『みど*リンク』アクションでは、日吉台小学校が2023年に創立150周年を迎えるにあたって結成された「日吉地区周年記念事業実行委員会」の取り組みを支援しました。同委員会は、同校を花と緑で明るい学校にするため、長らく手つかずにあった校庭脇の花壇を整備。さらに古井戸を修理し、ポンプを設置して、花壇の水やりなどに活用できるようにしました。

昨年整備した花壇。四季折々の植物が植えられています

花壇の横にはビオトープ。魚を育てています

今回の支援グループである「日吉台小学校150周年 イベント部」は、この「日吉地区周年記念事業実行委員会」の取り組みを引き継ぐ団体です。今年度は、花壇に隣接するビオトープを整備するほか、昨年整備した花壇に、学習にも活用できるような四季折々の植物を、子どもたちと一緒に植えています。さらに、創立150周年が思い出に残る行事となるよう、商店街や町内会が実施する関連イベントを盛り上げるさまざまな取り組みにも参加します。

本日の活動は、井戸の周りに設置するプランターにペチュニアの花苗を植えること。そして、創立150周年記念の一環で花壇に作った「150」の花文字をきれいに整えることです。

まずは、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。続いて、井戸の周りに設置するプランターの準備をします。もともとプランターに植えられていたビオラを取り除き、培養土や活性剤を入れて、土を再生していきます。

代表の室町さんに認定証を授与

さっそく作業開始!まずは大人たちだけで

培養土と活性剤を入れて土を蘇らせます

2時限目と3時限目の間の中休みに入ると、飼育栽培委員会(5、6年生)の児童たちが活動に加わりました。まずは井戸の周りに集合し、用意されたプランターに、ペチュニアの花苗を植えていきます。花苗を植え終わったら、井戸から水を汲み上げてジョーロに入れ、水をたっぷりあげていきます。

子どもたちに作業内容を教えます

ポットから出した苗を植えていきます

続いて校庭脇の花壇に移動し、「150」の形に植えたマリーゴールドの花文字を整えます。花がらを取ったり、花文字が欠けてしまった箇所に新たに花苗を植えたり。子どもたちは「イベント部」のメンバーにやり方を教えてもらいながら、スムーズに作業を進めていました。

井戸からの水汲みも慣れたもの!

「花文字」を整える作業

こんなにきれいな「花文字」ができました!

現在、日吉台小学校の周りにある商店街では、150周年を記念した大小のフラッグが掲げられています。さらに今年6月には、商店街や町内会も参加する式典が行われるほか、街に設置されているプランターには、児童たちが街への思いを書いたメッセージカードが添えられる予定とのこと。学校と地域が一丸となって取り組む150周年イベントへの期待が高まります。

日吉台小学校150周年 イベント部 代表 室町ななみさんコメント

日吉台小学校のエリアには5つの商店街、町内会があります。卒業生がたくさんいらっしゃるので、横断幕(フラッグ)なども町内会や商店街の方々が進んで飾ってくださるなど、小学校への思いを皆さんすごく強く持っておられます。そうした背景もあるので、今年6月に開催する予定の創立150周年イベントを、街全体でしっかりと盛り上げたいと考えています。

コロナ禍で授業参観などに参加する機会も減って、保護者の皆さんが、子どもたちが小学校でどんなことをしているのかを知る機会が減ったのではないでしょうか。一方、校内で活動する私たちの取り組みは、例えば、自分の子や周りの子たちが中休みにこんな風にして遊んでいるんだとわかるなど、学校での様子を直に知ることができます。子どもたちが家に帰ってきた時に、「今日何したの?」と聞くだけじゃなくて、実際に自分の目で子どもの様子を見ることで、印象は大きく変わります。保護者と子どもがコミュニケーションを取れる場としても、とても意味がある活動だと私たちは考えています。そうした場の提供を途絶えさせないよう、今後もできるだけ長く活動を続けていきたいと思います。