『みど*リンク』アクション

朝夕の涼しさに秋らしさを感じるようになった9月21日、元住吉から徒歩10分ほどのところにある住宅型有料老人ホーム「ソフトケアホーム元住吉」(中原区今井南町)にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、ソフトケアホーム元住吉の庭でガーデニング活動やコミュニティー活動を展開している「いまみな!ガーデン」です。

「いまみな! ガーデン」は、もともと地域包括支援センター主導のもと、ソフトケアホーム元住吉内で地域の高齢者のためのカフェを運営していました。しかし、コロナ禍によって室内で集うことが難しくなったため、活動の場を庭に移し、現在の活動を開始しました。週2回ほど、グループメンバーが集まって庭づくりをし、月に一度オープンガーデンを開催して、近隣の高齢者を招き、憩いの場を提供しています。

本日はオープンガーデンの開催日です。グループメンバーが集まり、さっそく会場を準備しました。まずは庭の中にテントを立て、木製ベンチとテーブルをその下に移動。庭で育てた草花で作ったドライフラワーを飾り付けて、華やかさを演出します。

よく手入れされた庭

みなさんテキパキと準備を進めます

すてきなドライフラワーはこの庭で育てた花だそうです

それが終わると、来場者に振る舞うドリンクの用意。カフェを運営していた経験を活かして、代表の横田さんがコーヒーを丁寧にドリップしていきます。入れたてコーヒーの香ばしい香りが漂い始めた頃、近隣の皆さんが少しずつ集まり始めました。

コーヒーを入れる代表の横田さん

手早くカップに分けていきます

さあ、オープンガーデンのはじまりです!

この日は、ボランティアメンバーも来場者も一緒にテーブルを囲み、コーヒーやお茶を片手に会話を楽しみます。花と緑があふれる庭を前に、あちこちで参加者の笑顔がこぼれていました。

お互いの近況を聞いたり…

自分たちの活動について話したり…

オープンガーデンがひと段落したところで、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。その後、参加者全員で集合写真を撮影しました。

認定証授与式を実施

支援品のエプロンを着て

代表の横田さんは、この活動を通して、「地域の高齢者はもちろん、グループメンバーも楽しんで過ごせる機会を提供したい」と話します。参加者やグループメンバーの生き生きした様子からも、その思いが届いていることが伝わってくるイベントとなりました。

いまみな!ガーデン 代表 横田 恵美さんコメント

私たちはもともとソフトケアホーム元住吉内で、近隣の高齢者が集まれるカフェをオープンするところから活動を始めました。当初の目的は、一人暮らしの高齢者が引きこもってしまわないように、集まれる場を提供することでした。その後、コロナ禍を経て、今の庭づくりの活動になってからは、花好きの人たちが交流する場を提供するとともに、近隣の高齢の方を庭にお招きして、お茶を飲んだり、ドライフラワーで花束を作ったりしながら、楽しく過ごせる場を提供することが目的となりました。

現在の活動を始めて3年ほど経ちますが、区役所の方に活動を評価していただいたり、毎回イベントを楽しみにしてくださる方が増えたり、さまざまな効果を感じる場面が増え、メンバー一同とてもうれしく思っています。

高齢者の皆さんにとって、日々の中に「キョウイク(今日も行くところがある)」と「キョウヨウ(今日も用事がある)」があることが、とても大事なことだと思います。そういう場を提供するためにも、今後もできるだけ長く活動を続けていければと考えています。