『みど*リンク』アクション

すがすがしい晴天となった5月18日、池上線・蓮沼駅から10分ほどのところにある大田区立相生小学校脇の緑道にて、2024年度最初の『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、「一般社団法人 東京ベイスポーツ&カルチャークラブ(以下、みどりみちかだんの会)」です。

相生小学校脇にある緑道は、不法投棄された粗大ゴミが散見されるなど、あまり良い環境とは言えませんでした。そこで「みどりみちかだんの会」では、子どもや地域の人たちが安心して通れる緑道となるよう、季節の花や緑を植える取り組みを2023年に開始。花で地域を美化するだけでなく、子どもや地域の人たちが花壇に入ってガーデニングを楽しむ機会の提供や、緑道で育てた花や植物を使ったイベントやワークショップの実施など、自然に触れ、その大切さを学ぶ機会も提供しています。

本日の活動は、繁茂したスイートピーを抜いて夏の花を植えること。参加したのは、「みどりみちかだんの会」のメンバーと地域の人たち、そして、当社社員です。

参加者が集まったところで、さっそくスイートピーを抜きました。軽く土を耕したら、小さな穴を数か所あけて、そこにアサガオのタネをまいていきます。続いて、カレンデュラ(キンセンカ)、ニチニチソウ、スカビオサ(マツムシソウ)の花苗を植えます。どれも暑さに強い夏の花です。まずは花苗をポットに入れたまま花壇に並べ、全体の色味など、バランスをチェックしていきます。花壇全体にバランスよく配置したら、ポットから花苗を出し、植えていきました。最後に、隣の相生小学校から運んできた水をジョーロに入れ、花壇に植えた花にたっぷり水をあげたら本日の作業はおしまいです。

最初に石川さん(中央)が作業内容を説明

まずはスイートピーを抜きます

そこをスコップで耕して…

アサガオのタネをまきました

花苗を花壇に運びます

花苗ポットを並べて、バランスをチェック

ポットから花苗を出して、一斉に植えていきました

最後にたっぷりお水をあげました

色とりどりの花が植えられた美しい花壇が完成

石川さん(右)、よろしくお願いします!

強い日差しが降り注ぐ中での作業となりましたが、皆さんが力を合わせたおかげで、無事時間内に作業は終了。道行く人が思わず目を留めるようなきれいな花壇ができました。

一般社団法人 東京ベイスポーツ&カルチャークラブ(みどりみちかだんの会)
石川 千代美さんコメント

この緑道は、小学校に隣接しており、子どもたちの通学路となっています。また、地域の人の生活路でもあります。ところが、日陰で常に薄暗く、ゴミも捨てられているため、皆、ささっと通り抜けていく場所でした。そんなところを子どもたちが毎日通うのは良くないなとずっと気になっていたのですね。そこで、私は花屋なので、花を使って何かできないかと考え、昨年、花で緑道の環境を改善する「みどりみちかだんの会」の取り組みを始めました。

最初は何を植えたらいいのかわからないし、何が育つかもわからない。そこでまずは花火をドカンと打ち上げようと、2メートルを超えるヒマワリをたくさん植えました。すると、地域の皆さんがとても喜んでくれて。じゃ、今年は街のみんなで花壇をきれいにすることをテーマに活動しようと考え、参加者を広く募ることにしました。加えて、同じ蒲田エリアで活動する「いきちかクラブ」(2023年度、2024年度支援グループ)さんとコラボレーションしたいと考えたことから、「いきちかクラブ」さんが参加していた『みど*リンク』アクションに応募したという経緯です。

緑道に花壇があるということが、地域の人にだいぶ認知されてきたので、今後はぜひ一緒に花壇を整備し、自分たちの住む地域を見直すきっかけにしていただければうれしいですね。あと、子どもたちにも、もっと参加してほしいです。自然に触れることで、学校の授業では学べないことをどんどん体験してもらえればと思います。