『みど*リンク』アクション

5月19日、目黒線・武蔵小山駅から徒歩15分ほどのところにある元競馬南泉公園にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。支援グループは、2022年度、2023年度の支援グループにも選ばれている「不動プロボノネットワーク」です。

「不動プロボノネットワーク」は、「コミュニティの力をまちづくりに」をモットーに、地域の大人が持つ技術や能力を活用して、青少年向けの社会教育活動や地域での交流活動を行っています。さまざまな活動の中でも、特に多くの人が参加しているのが、元競馬南泉公園の花壇を中心に地域緑化に取り組む「まちまるごとグリーンガーデンプロジェクト」です。4年間で延べ約600人が参加するなど、地域に根ざした活動として続けられています。

2024年度、不動プロボノネットワークでは、「知る→体験する→続ける」の3つの観点で活動を計画。「まちまるごとグリーンガーデンプロジェクト」などの従来の取り組みに加え、春夏秋冬をテーマに年4回の「歳時記イベント」も開催します。これにより日常生活の中にも自然が身近にあることを意識するきっかけを提供するとともに、花壇整備など定常的な活動への参加も促していきます。

本日の活動は、元競馬南泉公園の花壇整備と、春の「歳時記イベント」であるサツマイモの植え付けです。参加したのは、「不動プロボノネットワーク」のメンバーと地域住民、当社社員です。

まずは、元競馬南泉公園の花壇を耕してサツマイモの畑を作ります。植えてあったワイルドベリーを別の場所に移し、サツマイモを植えるための畝(うね)を作っていきます。

まずはサツマイモ畑を耕す作業から

畑に埋まっていた大きな石を取り除きます

この作業と並行して、別エリアの花壇整備も進めます。もともと植えられていたビオラなど冬の花を取り除き、そこにキンギョソウやコキアなど、夏から秋にかけて楽しめる花や緑を植えていきます。合わせて、花壇の周りに生えている雑草も取りました。

花壇では冬の花を取り除く作業が進行中

皆さんテキパキと作業を進めます

さあサツマイモの植え付け開始!

たくさんのサツマイモの苗

長い棒で、畑の畝に穴を開けたら…

丁寧に植えます

サツマイモの植え付けに参加した子どもたちは、苗を1本ずつ手にし、「不動プロボのネットワーク」のメンバーが開けてくれた穴に、丁寧に植えていきます。子どもたちは、初めての経験に興味津々の様子。楽しそうに、何本も植え付けをする子もいました。

サツマイモの植え付けが終わったところで、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。その後、花壇整備を続けました。

冬の花を取り除いた花壇に、2023年度の取り組みで作ったコンポスト(肥料)を混ぜ込み、夏から秋にかけて楽しめる花苗を植えていきます。用意されたたくさんの苗も、みんなで手際よく植え付けを完了しました。

花壇整備も進行中。土にコンポストを混ぜます

コンポストバッグ

認定証授与式も実施。左が代表の沖さん

本日植えたサツマイモは、10月頃には収穫できる予定とのこと。焼き芋を作って食べる秋の「歳時記イベント」も実施されるそうです。

不動プロボノネットワーク 沖 尚志さんコメント

『みど*リンク』アクションへの応募は今回で3回目となりました。今年は、地域の皆さんに”体験の機会”を増やしたいと思っています。2022年度や2023年度年の活動は、春に活動を開始した後、皆さんがそれぞれの自宅で緑の活動を続けるという流れでした。これだと、なかなか途中の接点が作れません。そこで今回は「歳時記イベント」を設け、春夏秋冬、別々の体験イベントを開催し、地域の皆さんに一年を通して、緑の活動に参加してもらいたいなと考えています。また、この取り組みによって、人と人のつながりも増えていけばと期待しています。

「歳時記イベント」の具体的な活動は、まず春がサツマイモの植え付け。夏は七夕飾り。秋はサツマイモ収穫と、できれば林試の森公園で落ち葉を拾って、コンポストづくりをしたいなと。あと冬は、お正月のしめ縄飾り。知り合いに、しめ縄用の稲わらを作っている方がいるので、その稲わらを使って、みんなでしめ縄を結い、お正月飾りを作れたらと考えています。

私たちの活動もだいぶ長くなり、最初に参加した小学生の子どもたちが、今や中高校生になるまでになりました。順次子どもたちも世代交代ができるように、地域の輪をさらに広げながら、これからも頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。