『みど*リンク』アクション

梅雨入りを前に、木々の緑が濃さを増した6月8日、東横線・白楽駅から歩いて15分ほどのところにある六角橋公園にて、『みど*リンク』アクションが開催されました。支援グループは、地域住民によって結成された「六角橋はな活プロジェクト」です。

六角橋はな活プロジェクトでは、毎月2回、公園の清掃と花壇の手入れをしています。この定例活動に加え、2023年からは、近隣住民から古本を集めて販売する「古本市~本から花へ~」を年に2回開催。売上金を花苗や肥料の購入に充てています。また秋には、公園内の3本のイチョウの落ち葉を子どもたちに掃き集めてもらい、その葉っぱで人気アニメのキャラクターを描いてもらう「みんなで落ち葉はき&落ち葉アート」イベントも開催するなど、地域の人たちの公園への愛着を醸成するとともに、美化活動や花壇の手入れ活動への参加を促しています。

本日の活動は、木陰になっている花壇の一角に、シェードガーデン(日陰の庭)を作ること。参加したのは、「六角橋はな活プロジェクト」のメンバーと当社社員です。

『みど*リンク』アクション認定証の授与式を行ったら、さっそく作業開始。今回の支援品である、木目模様のコンクリート板を花壇の中に並べ、踏み石にする作業から着手します。

代表の岩崎さんと(手前右)

まずは、板を仮置きし、全体のバランスをチェック。次に板の下の土をならしていきます。ガタガタしていた板が安定したら、板と板の間に、人に踏まれても弱りにくいタマリュウの苗を植えて、踏み石のでき上がりです。

さあ、作業開始!

板(踏み石)を仮置きし、バランスをチェック

スコップで板の下の土をならします

土が平らになり、板が安定しました!

休憩もとり、水分もしっかり補給

続いて、踏み石の周りにタマリュウやギボウシ、ヒューケラなど日陰で育つ草花を植え、水をたっぷり上げたら、シェードガーデンの完成です。

作業再開。板の間にタマリュウを並べます

続いて土をかぶせたら踏み石は完成!

次に踏み石の周りにギボウシや…

ヒューケラを植えて

お水をたっぷりあげたら

すてきなシェードガーデンが完成!

「想像以上にすてきなものができました!」と、代表の岩崎さんが思わず歓声を上げるほどの出来栄えに、メンバーの皆さんも大満足の様子。今回のシェードガーデンが誕生したことで、夏場も涼める憩いのスポットとして、より一層地域の人に愛される花壇となることが期待されます。

六角橋はな活プロジェクト 岩崎 久美子さんコメント

もともと私たちは、公園の清掃活動を行う団体でした。しかし、2019年の台風で、公園内にあった大きなヒマラヤスギが倒れたため、横浜市の土木事務所が、公園を再整備してくれました。そのことを機に、以前よりも明るい雰囲気の公園になったので、もっと花を増えせたらいいなと思い、私たちも花を植える活動に力を入れ始めました。これが今の「六角橋はな活プロジェクト」の取り組みにつながっています。

昨年から、花植え活動以外にも、いくつかイベントを開催するようになりました。その一つが「本から花へ」をテーマに掲げた「古本市」です。これは、地域の人たちに声をかけ、自宅で眠っている古本を持ち寄っていただき、その売上で花苗や肥料を購入させてもらうというイベントです。地域の人たちからも理解してもらえて、今年も継続して開催しています。

もう一つが、公園内のイチョウの落ち葉を使った「落ち葉アート」です。イチョウの葉っぱは、落ちるときにはドサっと落ちて、その処理が大変だったのですね。でも、葉っぱを厄介者と考えるよりは、地域の子どもたちと一緒に楽しめる資源として扱おうと思い始めたのが、このイベントです。イチョウの葉の黄色い色を生かして、アニメのキャラクターを地面に描いてもらったところ、子どもたちもとても喜んでくれました。今年の秋にも開催する予定です。

今後も、こうしたイベントを行うなどし、活動に関わってくれる人をどんどん増やしていきたいですね。この公園は、子どもたちの通学路にもなっていますので、きれいになった公園の様子も見てもらい、植物に関心を持つお子さんが増えていけばうれしいです。