『みど*リンク』アクション

ようやく秋の涼しさが感じられるようになった10月17日、元住吉駅から徒歩10分ほどのところにある住宅型老人ホーム「ソフトケアホーム元住吉」(中原区今井南町)の庭で、『みど*リンク』アクションが開催されました。支援グループは、2023年度の支援グループにも選ばれている「いまみな!ガーデン」です。

「いまみな!ガーデン」は、以前から地域包括支援センターの支援を受けて、ソフトケアホーム元住吉の室内で高齢者のためのカフェを運営していました。しかし、コロナ禍で室内での活動が困難になったのを機に、活動の場を「庭」に移し、ガーデニング活動やコミュニティー活動を行うように。現在は、週2回ほどグループメンバーが集まって庭づくりをし、月に一度オープンガーデンを開催して近隣の高齢者を招き、憩いの場を提供しています。

本日は、そのオープンガーデンの日。まずはグループのメンバーが庭の中にテントを立て、その下にテーブルや木製ベンチを運びます。庭で育てたアジサイなどを使ったドライフラワーを飾ると、会場が一気に華やかな雰囲気になりました。

作業が一段落したところで、『みど*リンク』アクション認定証の授与式を実施。メンバーの集合写真も撮影しました。

組み立て簡単なテントは2023年度の支援品です

力を合わせて、テキパキとセッティングを進めます

手作りのドライフラワーも飾られました

すてきなカップは横田さんのお母様のコレクションなのだそう

丁寧にコーヒーを入れていきます

テーブルにお菓子を並べ、代表の横田さんがコーヒーを入れ始めた頃、近隣の方々が集まってきました。皆さんにコーヒーとお菓子を配ったら、いよいよオープンガーデンの始まりです。

きれいな花と緑の庭を前に会話が弾みます。ほとんどの方が毎回参加されているそうで、「入れたてのおいしいコーヒーをいただきながら、皆さんと会話できるのが楽しみ」とうれしそうに話してくれる参加者も。会場のあちこちですてきな笑顔がこぼれていました。

「地域の高齢者が少しでも楽しく過ごせる場を提供したい」と横田さんは、毎月オープンガーデンを開催している理由を語ります。その思いがしっかりと地域に根付きつつあることが伝わってくるイベントでした。

参加者が集まり始めました

にぎやかにオープンガーデンがスタート

近況を話したり…

家族のことを話したり…

庭の草花について話したり…

楽しい時間が流れます

横田さん(中央)、よろしくお願いします! 

いまみな!ガーデン 代表 横田 恵美さんのコメント

庭を一生懸命手入れしてくれるグループメンバーの思い、そして、オープンガーデンを楽しみにしてくださる近隣の高齢者の思い、この2つをつなぐことが私の大切な役割だと考えています。最近は、自治体や東急の方々にも活動が認知され、評価していただける機会も増えました。こうしたことも、大きなやりがいにつながっています。

もともと「いまみな!ガーデン」の取り組みは、引きこもる高齢者を地域から無くそうということをテーマに掲げていました。今のところ、オープンガーデンに参加してくださるのは、ほんの一部の方でしかありませんが、外に出てきてくださるのはうれしいことですし、地域にとっても大事な取り組みだと信じています。今後はメンバーを増やす活動にも力を入れ、できるだけ長く取り組みを続けていきたいです。