『みど*リンク』アクション

朝まで雨が降っていた5月の最終日曜日(25日)、田園都市線・つきみ野駅周辺で『みど*リンク』アクションが開催されました。今回の支援グループは、2024年度から引き続き支援対象に選ばれた「つきみ野自治会 つきみ野まちづくり委員会」です。

「つきみ野まちづくり委員会」は、自治会から発生したグループ。 町内で募ったメンバーが、つきみ野が花やみどりを大切にするまちになることを目指して、駅前の鶴舞通りの花壇や植樹枡を中心に、水やりや花の植え替えなどの管理を行っています。
その他、鶴舞通りの植樹枡に球根や花植えの活動を行う「植樹枡協力隊」のメンバー募集を、自治会3,200世帯に定期的に行っており、参加者も増えてきています。
花が咲き誇る鶴舞通りの美しい街並みと、住民主体の意欲的な活動は、大和市から評価され、「歩くのが楽しいマチナミ」として2025年3月には“大和市街づくり賞”を受賞しました。

手入れの行き届いた植樹枡。「駅前がどんどんきれいになる!」という声も

2024年度の支援で設置した大型プランターが、つきみ野駅前の景観を鮮やかに彩ります

初参加の人も含めて全員が簡単な自己紹介

集合場所は活動拠点の「つきみ野1号小公園」。活動の前に、集合写真の撮影と本日のスケジュールの説明を行います。

さあ、活動開始!今回の支援で、大型プランター10台を駅前の歩道に設置することになりました。本日の活動はそのプランターの設置と花植えです。

本日設置する大型プランター

みんなで協力してプランターと土をトラックに積み込みます

本日植えるお花たち

プランターを設置したら手際よく土入れ

丁寧に植えこんでいきます

グリーンアドバイザーの資格を持つメンバーが手直ししていきます

「周りもキレイにしたくなるんです!」と雑草取り

多くのメンバーが「大変!」という“水やり”作業は、台車やポンプの使用で負担を軽減

プレートを立てて終了!ピンクと紫のかわいい寄せ植えに仕上がりました

メンバーの中にはグリーンアドバイザーなど、園芸の知識が深い人も。
「こうしたらもっと良くなるよ」などと声をかけてくれるので、初めて参加する人もスムーズに作業ができています。道行く人から「いつもありがとう」「キレイですね」など、うれしい声がかかります。

つきみ野自治会 つきみ野まちづくり委員会 代表 佐藤 知明さんのコメント

昨年の『みど*リンク』の支援で設置した大型プランターで、駅前の景観が格段に良くなりました。「花をきれいに見せるために周囲もきれいにしたい」という意識から、ゴミのポイ捨ても減って、花がまちをきれいにする良い媒介になっていると感じています。活動が実を結んで、“大和市街づくり賞”を受賞することもできました。

花の活動が活発になって、街がどんどんきれいになる様子を見た住民の中から、「自分たちの街をもっと良くしたい」と活動に関心を持つ人や、参加したいという人が増えてきました。
高齢化が進んでいるつきみ野では、高齢者が住みやすい仕組みをつくることも課題の一つ。東京科学大学のまちづくりを研究する学生たちの取り組みに参加したり、街づくりの講師を招いて勉強会を行うなど、いろいろな形で住みやすい街づくりに向けた活動が活性化しています。住民が主体的に活動し、良い流れを作っている自治会運営のモデルとして、行政も関心を持ってくれているようです。

花の活動も、鶴舞通り以外の道にも花を植えたいという声も出てくるなど、ますます活発になっています。さらに参加者を増やして、商店街や学校、行政や企業との連携を強化しながら、持続可能な形で活動を続けていきたいです。