『みど*リンク』アクション

自由が丘の「丘ばちプロジェクト」を支援する「みど*リンク」アクションが5月24日に開催されました。丘ばちプロジェクトとは、自由が丘の街で西洋ミツバチを育てハチミツを作る取り組みで、街に緑を増やす環境活動「自由が丘森林化計画」の核となる事業です。「みど*リンク」アクションでは、蜜源として新たに植樹しているバラの苗木の購入などを支援しています。

本日のアクションでは「自由が丘スイーツフォレスト」の3階テラスでバラの苗木を植えます。参加したのは、丘ばちプロジェクトのみなさんと、自由が丘商店街振興組合の方々、そして当社社員です。振興組合の理事長のご挨拶に続き、「みど*リンク」アクション認定証の授与式を実施。その後、開放的なテラススペースにバラの苗木を丁寧に植えていきます。バラを選定してくださっているのが、テレビの園芸番組でもおなじみのローズファーマー・後藤みどりさんであることもあり、とても繊細で美しいバラ園ができあがりました。

自由が丘ではここ以外にも、自由が丘会館付近の路地をはじめ、街のあちこちにバラの苗木が植樹されています。来年の5~6月頃にはバラを蜜源とするハチミツが採れる予定とのこと。みなさんの手によって植樹されたバラからおいしいハチミツが採れることで、自由が丘の街づくりがさらに活性化していくでしょう。

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「丘ばちプロジェクト」も今年で5年目を迎えました。銀座でミツバチを育ててハチミツを作るプロジェクトがあることを耳にして、私たちもやってみようと思い立ったのが始まりです。丘ばちプロジェクトを始めた頃、巣箱近くのビルの屋上に豊かなバラ園があり、そこからミツバチたちがバラの蜜を集めてきてくれていたんです。それはとてもおいしいバラ蜜で、自由が丘のスイーツの名店「モンブラン」さんが味と香りに惚れこみ、その蜜を使ったスイーツを作ってくれたほどでした。

ところが、2011年の東日本大震災をきっかけに、バラ園があったビルは、重量がかさむバラ園の土やバラの木々を屋上から撤去してしまいました。それ以来、自由が丘ではバラ蜜が採れなくなりました。何とかしておいしいバラ蜜を復活させたいと考えていた時に「みど*リンク」アクションのことを耳にし、応募することにしたんです。

今年はバラ蜜復活の夢をかなえるため、バラの苗木を街中に増やしていきます。そして長い時間をかけ、バラ蜜が採れる環境を街に根づかせていければと考えています。本日はお忙しい中お手伝いいただき、誠にありがとうございました。

自由が丘商店街振興組合事務長 中山雄次郎