『みど*リンク』アクション

『みど*リンク』カンファレンスとは

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第8回『みど*リンク』カンファレンス レポート[2021]

2021年4月17日(土)、二子玉川ライズ・リバーフロント8階の会議スペース「カタリストBA」をメイン会場に、第8回『みど*リンク』カンファレンスが開催されました。

2020年度は残念ながら、新型コロナウイルス感染防止のため中止となりましたが、今回は防止対策として、メイン会場の参加者は2020年度支援グループの代表者各1名に絞り、それぞれの活動報告を実施。2021年度支援グループは、インターネットでつないだサテライト会場の「青葉台スプラス」から参加していただき実施しました。

カンファレンスでは、2020年度支援グループの活動報告、2021年度支援グループの紹介に続き、『みど*リンク』アクションの支援金を拠出する仕組みや、東急カード株式会社の協賛金についても説明。最後に2020年度支援グループの中から選ばれる『みど*リンク』アワードが発表されました。今回受賞したのは、元競馬南泉公園(目黒区下目黒)で、花壇の手入れや地域にプランターと花を配る活動を行っている「南泉公園グリーンクラブ」の皆さんでした。

【開催日時】2021年4月17日(土) 14:00~17:00
【会場】二子玉川ライズ リバーフロント8F カタリストBA / 青葉台スプラス

タイムスケジュール

14:00

開会 主催者挨拶

東急株式会社 沿線開発事業部 開発第二グループ 貝田部長によって、第8回『みど*リンク』カンファレンスの開会が宣言されました。

14:05

2020年度支援グループ活動報告

2020年度支援15グループが、それぞれ5分ずつ活動内容を報告。この内容を受け、各グループの代表者が最も優れた活動だと思うグループに投票し、『みど*リンク』アワードを決めます。

日吉商店街British Market実行委員会

東京オリンピック開催時に日吉の街が英国チームのキャンプ地となることを受け、地域を盛り上げるイベント「ブリティッシュマーケット」の開催を計画。コロナ禍でイベントは中止されたため、メンバー構成はそのままに、新たに日吉駅西口エリアを緑化するプロジェクトを立ち上げました。

桜を愛する会

地域住民を中心とした約120名のメンバーが運営。谷本川(鶴見川)にかかる川間橋から新川間橋の間に、50本のセンダイヤ桜を植え育てています。2019年の台風19号により桜5本が倒木したため、新たに5本の桜の苗木を植え、従来の景観を取り戻しました。

美しが丘中部自治会アセス委員会遊歩道WG(ワーキンググループ)

太鼓橋(歩道橋)から横浜市立美しが丘小学校へと続く100段階段を街のランドマークとして、周辺を含めた階段や遊歩道の整備・修景活動を行う「100段階段プロジェクト」を実施しています。今回はその一環として、遊歩道の空き地などにスツール4脚を設置しました。

港北オープンガーデン運営委員会

毎年春に、港北区内の個人宅の庭やグループが手入れをしている花壇を一般公開する「港北オープンガーデン」。イベント周知を強化するため、スタッフが着用するTシャツを作成しました。ユニフォームがあることで活動が地域の人に広く知られるようになり、イベント参加者の増加につながりました。

山内図書館ガーデンクラブ

山内図書館の前庭にイングリッシュガーデンを作り、ハーブなど植物にまつわる講座を開催しました。コロナの影響によりプログラムの変更があったものの、3回開催された講座はどれも盛況。今後も地域の人と協力しながらガーデン作りを継続する予定です。

NPO法人フラワークラブなな夢

地域のアクティブシニア同士のコミュ二ケーション機会の創出を図るため、花や緑をふんだんに使った寄せ植えづくりや、お正月飾りづくりの講座を実施。作品を自宅に飾ってもらうことによる街の美化や、作品をきっかけにした地域コミュニケーションの活性化にもつなげています。

青葉台フラワー

青葉台駅北口のバスターミナルにある花壇で、花を育てる活動を2019年から開始。電車やバスを利用する地域の人たちを、彩り豊かな花と緑でおもてなししています。毎年楽しめる宿根草と季節の花(一年草)を組み合わせ、賑わいと潤いのある空間を効率よく創出しています。

つくし野ビオトーププロジェクト

2005年に発足、地域の未就学児や小学生、保護者を対象に、自然体験を中心としたイベントを開催。地域住民から借りた畑で、いろいろな作物を育て、それを収穫し、調理し、食べることを通じて、私たちの生活が“生き物の命”によって支えられていることを学ぶ機会を提供しています。

チーム世田谷駅前花壇

世田谷のボロ市を訪れる人や駅の利用者に潤いを届ける、世田谷駅前花壇の世話を、2014年から続けています。6年前に設置した花壇まわりの木製ラティスが腐ってしまったため、柵を再整備。見た目もスッキリした新しい駅前花壇へと生まれ変わらせました。

美しが丘東自治会

結成から半世紀を経た歴史ある自治会。歩道の花植えや公園の落ち葉清掃、防災・防犯活動、夏祭りなど地域コミュニティを活性化するためのさまざまな活動を続けています。今回は横浜市道の歩道にベンチと掲示板を設置。地域住民が一息つける憩いの場を創出しました。

南泉公園グリーンクラブ

元競馬南泉公園の花壇を季節の花で彩る取り組みを実施。あわせて、下目黒5丁目自治会と協力し、近隣の家にプランターと花苗を届けるイベントも開催しました。各家庭で花苗を育ててもらうことで、地域に賑わいと安心・安全な雰囲気を醸成しました。

自由が丘商店街振興組合環境部

バラの専門家に作出を依頼した“自由が丘のバラ(新種)”が2020年春に完成。そのバラを、地元の都立園芸高校・産業能率大学とともに駅前ロータリーに植え、育てるプロジェクトを計画しました。その活動のシンボルとしてスタッフジャンパーを作り、参加者の一体感も高めました。(当日欠席のため司会者が活動報告を代行)

港北みりょく発見団

鶴見川にかかる大綱橋近くの花壇を再整備。自転車などに踏み荒らされないように花壇自体をかさ上げしたほか、かつて桃の一大産地だった綱島の“桃の記憶”を後世に伝えるため、季節の花に加え、新たにヤグチモモ、カンパクという2種類の桃の木を植えました。

一般社団法人 団地暮らしの共創とすすき野ガーデンクラブ

ニホンミツバチを団地のシンボルとして、地域コミュニティの形成や景観の向上に取り組んでいます。今回は近隣の中学校と一緒にセイヨウミツバチの養蜂に挑戦。蜜源となる花壇を新たに整備したほか、昨年採れたハチミツを団地内で配って寄付を募り、九州などの豪雨被災地に支援金を送る活動も実施。

NPO法人 鶴見川流域ネットワーキング

在来種であるハマカンゾウ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウを増やすことで、鶴見川をより安全で生き物の賑わう空間にし、綱島エリアの魅力を高める取り組みを実施。3種のカンゾウで地面を覆うことで、花粉症の原因となるネズミホソムギやアレチウリなど外来種の抑制にもつなげています。

16:00〜16:20

2021年度支援12グループ自己紹介

青葉台郵便局2階の「スプラス青葉台」イベントスペースに集まった2021年度支援グループ代表者による自己紹介が行われました。

16:20〜16:25

『みど*リンク』アクション支援金の仕組みについて

『みど*リンク』アクション担当・松原より、支援金の仕組みについて説明。

「南町田グランベリーパーク駅には、同名のショッピングモールがあります。そちらに交通系ICカードを使って電車で行っていただき、セントラルコート1階のインフォメーションにあるタッチ端末にタッチすると、パーク内で使えるクーポンが出ます。同時に、ワンタッチにつき15円の支援金が貯まる仕組みになっています。

なぜ電車なのかと疑問に思う方がいるかもしれません。自家用車で来られる方もたくさんいらっしゃいますが、公共交通機関を使うことで、CO2削減につながればと我々は考えております。

環境に配慮して電車でお越しいただいた方のタッチによって支援金が貯まり、その支援金を使って沿線に緑を増やす。こうして緑がぐるぐる回るような仕組みを構築していますので、ぜひ皆さまにご協力いただければと思います」

16:25〜16:40

東急カード『みど*リンク』アクションへの協賛金について

東急カード株式会社 プロセッシング企画部 受託課 課長 富田ゆか様が『みど*リンク』アクションへの協賛金について説明。

「当社は約100万会員様に加入いただいており、沿線を中心にご利用いただいています。

今まではどちらかというと、お客様と紙の接点、アナログでのコミュニケーションが多かったのですが、徐々にデジタル化に向け活動を進めています。将来的にはワン・ツー・ワン・マーケティング、つまりお客様がほしい情報を、お客様ごとに提供できるようなサービスの構築を目指しております。

また当社では近年、環境負荷軽減への取り組みとして、全社をあげてペーパーレス化を展開しております。会員様にお送りしている明細書につきましても、これまでは紙が主流でしたが、今はWeb明細化を促進しています。

こうしたデジタルコミュニケーションの推進、ペーパーレス化の促進を行うことで、削減が見込める事業コストの一部を活用しまして、このたび『みど*リンク』アクションに協賛させていただくことになりました。環境負荷軽減やまちづくり活性化に、皆さまと一緒に取り組んで参りたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします」

16:45

2020年度『みど*リンク』アワード発表

東急株式会社 沿線開発事業部 西村事業部長より、2020年度支援15グループの中で最も得票数が多かったグループに、表彰状と副賞が贈られました。

【アワード受賞グループ】南泉公園グリーンクラブ

「自治会様と協力して、地域内の多様な年代のコミュニケーション形成に寄与されていること、そしてコロナ禍の逆境の中、集まることではなく、地域の皆さまにプランターをお配りし、それが活動の広がりにつながったところが評価されての受賞となりました。また補足ではございますが、『南泉公園グリーンクラブ』の皆さまの活動は、2021年度の支援グループである『下目黒五丁目自治会』様の応募にもつながったと聞いております。次年度につながったという点でも、感謝申し上げます」(総評:西村部長)

【アワード受賞団体】南泉公園グリーンクラブ 代表・沖様より喜びの言葉

「名誉な賞をいただき、大変うれしく思います。昨年度はコロナ禍もあり非常に不安でしたが、花を配るイベントにご参加いただいた地域住民の方々が、ご自宅でしっかりと花を育ててくれたことが、今回の受賞につながったのだと思います。地域の皆様とご協力いただいた自治会の皆様に感謝申し上げます」(沖様)

16:55

記念撮影

17:00

閉 会